3月26日に開局を迎えるBS松竹東急では、井上真央主演の開局記念特別企画ドラマスペシャル「夜のあぐら　～姉と弟と私～」（4月放送）を制作することが決定した。

　本作は、父親の死に直面した主人公が、遺産相続をめぐる騒ぎに巻き込まれる中で、家族という「つながり」を再発見し、不器用ながらも前を向いて生きていこうとするヒューマンストーリー。原作・原案は第126回芥川賞、第1回大江健三郎賞を受賞した長嶋有。監督・脚本は、映画「鈴木家の嘘」（2018）で、突然息子を失った家庭を温かな視点で描き出し、国内外多数の賞を受賞し、テレビ「きのう何食べた？」（TX）も手がけた近年最も期待される映画監督の一人、野尻克己となっている。

　主人公の秋子を井上が演じ、井上とは初の姉妹役での共演となる尾野真千子ら、本格派キャスト陣が出演。ほろ苦くも優しい家族の物語をユーモアあふれるタッチで描き出す。

　井上真央と尾野真千子のコメントは以下の通り。

○井上真央
「原作、脚本、冒頭のシーン、読み進めていくたびにこの作品に参加したいという思いが募っていきました。厄介な姉、面倒な弟、近いような遠いような、知ってるようで知らない家族のコト。嘘なくまっすぐに秋子を演じていきたいです。撮影はこれからですが、私にとっていとおしい作品になると予感しています」

○尾野真千子
「面白いドラマやります！　撮影はこれからですが、たくさんの人たちと台本以上の物語が生まれてくることを今からワクワクしてます！　まだまだ寒いので体調に気をつけて頑張ります」