米倉涼子主演ドラマ「新聞記者」がNetflix日本1位 ネット高評価「画期的第一歩」
女優の米倉涼子が主演するNetflixドラマシリーズ「新聞記者」が同配信サイトの日本国内総合TOP10(日本)で1位を記録しネットでも大きな反響を呼んでいる。
パワフルな“米倉涼子”と対照的な役 香港や台湾でもTOP10入り
女優の米倉涼子が主演するNetflixドラマシリーズ「新聞記者」が同配信サイトの日本国内総合TOP10(日本)で1位を記録しネットでも大きな反響を呼んでいる。
13日から全6話が全世界同時配信されている同ドラマ。同画配信コンテンツの順位集計サイト「フリックスパトロール」によると、日本総合では15日に2位にランクインし翌16日に1位を記録、17日も1位を守った。日本の総合TOP10では年明けから韓国の恋愛リアリティー番組「脱出おひとり島」や韓国ドラマ「恋慕」「その年、私たちは」、日本アニメ「呪術廻戦」などが上位をキープしていたが、「新聞記者」はそれらを一気に抜き去る人気となっている。海外でも話題を呼んでおり香港では15日に10位に入り16、17日と8位をキープ。台湾では16日に8位、17日は9位となった。
18日午前10時30分現在(日本時間)、Netflix画面に表示されている日本国内総合TOP10 は1位「新聞記者」(日)、2位「脱出おひとり島」(韓)、3位「浪漫ドクターキム・サブ」(韓)、4位「その年、私たちは」(韓)、5位「呪術廻戦」(日)、6位「愛の不時着」(韓)、7位「野獣の美女コンシム」(韓)、8位「梨泰院クラス」(韓)、9位「恋慕」(韓)、10位「イカゲーム」(韓)となっている。
米倉は10日に東京都内で行われた「新聞記者」のワールドプレミアに共演の綾野剛、横浜流星、藤井道人監督と一緒に登壇し「みんながどんなふうにこれから生きていって、我慢して、耐えて、夢を持って、一歩踏み出すか、そういうようなドラマ。ドラマにしては上等すぎるんじゃないの、というシリーズになっています。ぜひ楽しんで…、考え抜いてもらいたいドラマだなと思います」と主演作をPR。
続けて、当たり役となったテレビ朝日系ドラマシリーズ「ドクター X ~外科医・大門未知子 ~」を念頭に「ものすごい元気で強くてパワフルな“米倉涼子”と対照的な役をやっています。我慢した部分も多かったですが、いい経験をさせていただきました。自分が出ていないところで本気で泣いていた自分がいるという不思議な体験をさせていただきました」と新境地開拓を語った。
Netflix「新聞記者」は真実を追求し続ける女性新聞記者・松田杏奈(米倉)が政府による公文書改ざん事件の真相を追う社会派エンターテインメント。19年6月に韓国女優のシム・ウンギョンと松坂桃李が共演した映画「新聞記者」をベースにキャストを一新。主人公の東都新聞・松田杏奈を米倉、若手官僚を綾野、ドラマ版のために新たに書き加えた就職活動中の大学生を横浜が演じている。監督は映画版に引き続き藤井が務め、新聞記者、官僚、大学生の運命が交錯する群像劇として全6話のNetflixオリジナルドラマとして再構成した。
「政治事件をモチーフにした『新聞記者』への出演は米倉にとって冒険だったと思いますが、自身が言う通り“米倉”と言えばパワフルで強い女性というイメージが強かった。今回の『新聞記者』では大粒の涙を流すナイーブな内面も表現することで従来のイメージからの脱却に成功し演技の幅も大きく広がったと思います。Netflix国内1位を獲得したことでひとまずは賭けに成功したと言えるでしょう。今後、海外でどのくらい視聴者が伸びるか注目したいです」(放送ライター)
ネットでは「リアルな最高傑作」「ネトフリジャパンにはこういうのを作って欲しかった」「Netflixでしかできない作品」「内容も描写もお金のかけ方もNetflixはやっぱりすごい」「サブスク(定額配信サービス)の新しい価値を提示した画期的な第一歩」などのほか、「第6話エンドまであっという間」「見始めたら止まらなくなり最後まで5時間一気見してしまった」「豪華キャストの演技力に呼吸を忘れそうになるほど見入ってしまった」「自分と同じ就活生の視点を混ぜてるのがすごい共感できた」「どっぷり浸り飲み食い忘れて一気見」「少しずつ見るつもりが一気見してしまった」などドラマそのものの面白さをアピールする書き込みも目立っている。