アイドル人生を変えた優勝から1年 STU48池田裕楽に新たに芽生えた“歌い手の自覚”
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の2期生・池田裕楽は、まだ研究生だった2020年12月に「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で見事に優勝を掴み取り、鮮烈なシンデレラストーリーを完成させた。史上初の2連覇が懸かる第4回大会、17歳の女王は「自分に自信を持って歌う」と目標を掲げる。
鮮烈な優勝から1年、徐々に変わり始めたアイドル人生
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の2期生・池田裕楽は、まだ研究生だった2020年12月に「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で見事に優勝を掴み取り、鮮烈なシンデレラストーリーを完成させた。史上初の2連覇が懸かる第4回大会、17歳の女王は「自分に自信を持って歌う」と目標を掲げる。
池田はAKB48とSTU48を兼任する岡田奈々に憧れ、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」に出場するという一つの夢を抱いて、2019年12月にSTU48の2期研究生となった。しかし、新型コロナウイルス禍によってアイドル活動の場は限られ、もどかしい日々が続いた。そのなかで、人気でも運でもない完全実力勝負の「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」に出場。「かざぐるま」(一青窈)と「異邦人」(久保田早紀)を歌い、大会史上初の研究生による優勝で3代目女王として名を刻んだ。
2021年は“歌うまアイドル”として、「THEカラオケ バトル」や「ものまねグランプリ」など有名番組に出演。「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」のファイナリストLIVE出演メンバー9人によるユニット「Nona Diamonds」の一員としてオリジナル曲「はじまりの唄」をリリースし、9月には晴れてSTU48の2期生に昇格。秋元康氏プロデュースによるオリジナルソロ楽曲「気にならない孤独」も手にした。
優勝から1年の月日が経過した今も、池田の中で「夢の中にいる気分」はまだ完全に抜けきってはいない。ただ、止まっていた時計の針が動き始めた実感が湧き始めたという。
「STU48に加入してまだ2年。普通の17歳では味わえないことをいっぱい経験して、日々学ばせていただいているので、本当にありがたいです。優勝してアイドル人生が変わったというよりは、“変わってきている”という感じ。自分の好きなこと、やりたいことが少しずつ見えてきている気がします」