岩田教授の“告発動画”に著名人が反応 城田優「不倫問題なんかより、よっぽど知るべき」
神戸大学病院感染症内科教授の岩田健太郎氏が18日夜、YouTubeに投稿した"告発動画"に著名人が相次いで反応している。
立川談四楼「このクルーズ船は政権の隠蔽体質そのもの」
神戸大学病院感染症内科教授の岩田健太郎氏が18日夜、YouTubeに投稿した”告発動画”に著名人が相次いで反応している。
岩田氏は同日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗船し、船内のずさんな実態に衝撃を受けてレポートした。「それはもうひどいものでした」「アフリカにいても中国にいても怖くなかったわけですが、ダイヤモンド・プリンセスの中はものすごい悲惨な状態で、心の底から怖いと思いました」と、これまでの報道では伝わってこなかった真相を語った。
あくまで「個人の見解」としたが、感染症のプロである岩田氏の証言は瞬く間に拡散。芸能界でも拡散をサポートする動きが続いた。
俳優の城田優は19日、ツイッターで「多くのメディアに取り扱って欲しい内容ですね 不倫問題なんかより、よっぽど国民が知るべき大事な事案かと」とつぶやき、動画を紹介した。
また、脳科学者の茂木健一郎氏も同日、ツイッターで「つまり対応やデータ収集でやるべきことをやっていないから船内パンデミック」と動画に触れつつ、岩田氏の主張を支持。落語家の立川談四楼は「岩田神戸大教授の報告に背筋が凍る。エボラやSARSに立ち向かった人が『アフリカや中国より恐い』と言っているのだ。専門家不在で厚労省の官僚が仕切り、提言した教授は疎まれ、1日で追い出されたという。このクルーズ船は政権の隠蔽体質そのものなのだ」とツイートし、根本的な問題を糾弾した。
前東京都知事で元厚労相の舛添要一氏は「岩田医師の告発、もっと国民が知るべきだ。新型インフルの時、官邸・厚労官僚が反対する中で、厚労大臣の私は、『神戸の感染現場で戦っている医師の声を聞かずに何ができるか』と一喝して、岩田氏らの意見を聞いて、正しい対策ができた。何のために首相や大臣という政治家がいるのか」と語気を強めた。