小池都知事、まん防要請には慎重姿勢 「効果のある対策をしていきたい」

東京都の小池百合子知事が7日、都庁で行われた年始最初の定例会見に出席。新型コロナウイルスの急速な感染再拡大が続くなか、まん延防止等重点措置要請に慎重な考えを示した。

年始最初の定例会見に出席した小池百合子都知事【写真:ENCOUNT編集部】
年始最初の定例会見に出席した小池百合子都知事【写真:ENCOUNT編集部】

前日6日の新規感染者数は641人、この1週間で約10倍に増加している

 東京都の小池百合子知事が7日、都庁で行われた年始最初の定例会見に出席。新型コロナウイルスの急速な感染再拡大が続くなか、まん延防止等重点措置要請に慎重な考えを示した。

 前日6日の新規感染者数641人と、この1週間で約10倍に増加。小池都知事は「かつてないスピード。市中感染も急激に増加している。これまでに経験してきたアルファ株やデルタ株よりも速いスピードで置き換わる可能性がある」とその感染力の強さを警戒。今後の対応に向けてはこの日の夜にあらためて会見の場を設けるとした。

 また、都が認証した飲食店での人数制限については「見直しは今後もしていく。コロナ対策リーダーとはつながって協力していただいており、アクリル板、換気などは写真を送ってもらって確認をしている。オンライン対応のできない店舗に関しては訪問して対応している。飲食店と連携しながらより徹底した対策をしていく」とし、その上で「お店選びはお客さん側もチェックは厳しいですよね? 人にもよるでしょうが、そうでない(感染対策が万全でない)ところはお客さんからも声を挙げていただければ」と、利用者側にも協力を求めた。

 政府へのまん延防止等重点措置要請の可能性については「昨日もお伝えしましたが、これからも専門家の意見を聞きながら効果のある対策をしていきたい」と述べるに留め、「明日から3連休、成人式もある。来週の15、16日は大学入学共通テストも控えている。受験生にとっては本当に大切な時期。基本的な感染対策、受診、検査をしていただきたい」と、都民に引き続きの協力を訴えた。

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