新型コロナ、医師の7割が「第6波は来る」と回答 収束時期は約4割が「7月以降」と予想
昨年9月30日に19都道府県への緊急事態宣言および8県へのまん延防止等重点措置の全てが解除され、コロナ禍前の生活を取り戻しかけていた矢先に出現したオミクロン株。現在急速に感染が拡大しており、第6波の到来も懸念されている。この状況を受け、医師人材コンサルティング事業や開業・承継サポート事業などを展開する株式会社医師のともが、全国の医師842名を対象に「新型コロナウイルス感染症の拡大および収束状況」に関するアンケートを実施。医師の7割が第6波が来ると予想、またコロナ収束の時期は2022年7月以降と考えていることが分かった。
全国の20代~80代の医師842人を対象に新型コロナ収束に関するアンケートを実施
昨年9月30日に19都道府県への緊急事態宣言および8県へのまん延防止等重点措置の全てが解除され、コロナ禍前の生活を取り戻しかけていた矢先に出現したオミクロン株。現在急速に感染が拡大しており、第6波の到来も懸念されている。この状況を受け、医師人材コンサルティング事業や開業・承継サポート事業などを展開する株式会社医師のともが、全国の医師842名を対象に「新型コロナウイルス感染症の拡大および収束状況」に関するアンケートを実施。医師の7割が第6波が来ると予想、またコロナ収束の時期は2022年7月以降と考えていることが分かった。
調査は2021年12月10日~19日の期間、全国の20代~80代の医師842人を対象にインターネットで実施。第6波について、「来る」が70%に対し、「来ない」が9%、「分からない」が21%という結果となった。「来る」と答えた理由については「オミクロン株が出現したため(類似回答多数)」、「ワクチンを接種したとしても、抗体価(血中に含まれる抗体の量)が下がったころに流行すると思われる(類似回答多数)」、「政府の考えが甘く、予防対策が徹底されないから(60代・一般内科)」、「冬は乾燥しやすく、また忘年会等のイベントによって人が集まる機会が確実に増えてきているから(30代・耳鼻咽喉科)」などの声が挙がった。
また、新型コロナウイルスの収束時期については「2022年7月以降」が39%で最多に。次いで「今後も収束の見通しは立たない」が27%で続き、少数だが「すでに収束している」という声もあった。「2022年7月以降」と答えた理由については、「新型コロナワクチン3回目接種終了のタイミングで一段落すると思われる(類似回答多数)」、「集団免疫がいずれ達成されるから(80代・腫瘍外科)」、「国内だけでなく、諸外国も共に落ち着かないと収束とはいえない(30代・皮膚科)」、「今後、1年以上は収束は無理だと思う(20代・研修医)」など慎重な声が挙がった。
一方、「今後も収束の見通しは立たない」と答えた理由では、「今後も変異株が現れる可能性が高いため(類似回答多数)」、「収束はしないが、風邪のように延々と続くのではないか(類似回答多数)」、「ウイルスのほうが人類より、地球での適応能力が高いため(60代・一般内科)」、「ウイルスはどんどん変異するから。ただし、弱毒化すればそれでよい(50代・一般内科)」、「収束は世論によるものであり、このレベルの感染症が無くなることは無いと思う(20代・腎臓内科)」など、そもそもの収束の定義を問うような声もあった。