板垣李光人、Eテレの話題のドラマ「怖い絵本」に主演 初めてだらけの「新しい挑戦」に笑顔

NHK Eテレで、2020年11月に放送され話題となった番組「怖い絵本」。人気作家が「怖い」をテーマとして絵本を作り、その作品を基にした物語の朗読とアニメ、そして俳優が出演するドラマで構成をする実験的な番組となっている。

「怖い絵本」に出演する板垣李光人【写真:(C)NHK】
「怖い絵本」に出演する板垣李光人【写真:(C)NHK】

NHK Eテレ「怖い絵本」シーズン4「かっぱ」に出演

 NHK Eテレで、2020年11月に放送され話題となった番組「怖い絵本」。人気作家が「怖い」をテーマとして絵本を作り、その作品を基にした物語の朗読とアニメ、そして俳優が出演するドラマで構成をする実験的な番組となっている。

 現在は「シーズン3」までが制作され、毎回豪華な作家陣と俳優・女優の組み合わせが話題となっている。

 そんな「怖い絵本」の最新作が現在制作されている。その中の一つが、柳田国男が原作の「えほん遠野物語かっぱ」を京極夏彦が文章、北原明日香が絵を担当して10分間のドラマに仕上げた作品「かっぱ」だ。

 この作品で主演を務めるのが、大河ドラマ「青天を衝け」にも出演をして注目を集めている若手俳優の板垣李光人となる。今回、異色のドラマ作品に出演する板垣が取材に答えた。

 まず、「怖い絵本」への出演について、率直な感想を聞かれた板垣は、「ホラー作品に出演するのが初めてなんです。自分は、ホラー作品を見るのがそんなに得意ではないのですが、楽しく演じることができました」と話した。

 原作となる「えほん遠野物語かっぱ」が興味深く読んだ。「自分が思っていた『かっぱ』の物語とは違っていて、結末が意外な展開となり面白かったです」。イラストを描くことが得意だという板垣は「自分で絵本を作るとしたら、日本の妖怪をテーマにしたダークファンタジーな作品にしたいと思います」と笑顔で語った。

 この番組で板垣は、ドラマ部分の出演だけでなく、絵本の朗読も担当する。普段の俳優業とは異なる仕事に、「朗読をするという、声だけで表現をする仕事が初めてなんです。ホラー作品も初めてだし、いろいろ新しい挑戦をしています。なので、どういった表現をしているのかという部分を見ていただけるとうれしいです」と明かした。

 朗読とアニメ、ドラマが一つとなった「かっぱ」。魅力について、「実態が見えないところが非常に怖い作品です。わっ!って驚くような怖さではなく、残り香があるような、じわじわと迫ってくる恐怖を体験できると思います。また、絵本と朗読、そしてドラマの部分がうまくリンクしてくる部分も見どころだと思います」。

 来年には20歳になる板垣。2022年の目標については、「節目となるので一つ一つの作品での表現を自分らしくしていきたいと思います。あと、お酒にも興味があるので詳しい人に飲みに連れて行ってもらいたいです!」と意欲を見せている。

 朗読とアニメ、そしてドラマで恐怖の10分間を描き出す「怖い絵本」。板垣も出演する最新作となる「シーズン4」は1月7日に、Eテレで午後10時30分から放送を予定している。

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