土屋太鳳、永山絢斗に「私、お芝居向いてないかも」 返答に「ほっとする気持ち」に
女優の土屋太鳳(26)が、テレビ東京系新春ドラマ「優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ」(1月7日午後8時~)に主演する。同作は家族の再生を描くヒューマンドラマ。土屋は主人公の鈴木千波を演じる。
テレビ東京新春ドラマSPで永山絢斗と共演
女優の土屋太鳳(26)が、テレビ東京系新春ドラマ「優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ」(1月7日午後8時~)に主演する。同作は家族の再生を描くヒューマンドラマ。土屋は主人公の鈴木千波を演じる。
瀬尾まいこ原作の同名小説のドラマ化で、脚本は岡田惠和。神奈川・鎌倉を舞台に、それぞれの主要登場人物たちが忘れられぬ過去から新たな一歩を踏み出すまでを映し出す。土屋は脚本を読んだ印象について、「とても素敵なお話に出会えてうれしかったです。内容的には本当に胸が締め付けられる部分もあるんですけれども、岡田さんの柔らかくて優しい言葉で会話劇が繰り広げられています」と率直な感想を述べる。
主人公の千波は大学教授でギターをたしなむ父・雅志(仲村トオル)、歌がうまくて完璧な母・桂子(安田成美)の愛情に育まれた女子大生。この役柄について土屋は「演じていて、なんかすごく繊細なんだなと思いました。心の中で人格が変わっていくように感じましたね。こういう性格なのにこの服を選ぶのかとか、こういう髪型なんだとか、自分が思ったものと開きがあるのがいいなと思いました。外にあるものと中にあるものは違う。普通はその役が選びそうな服を選びがちですが、人ってそうじゃないと思うんですよね」と心境を明かした。
土屋の相手役の永居タケル役には永山絢斗を迎え、心が締め付けられるような恋愛模様が繰り広げられる。
永山と初共演の土屋は、「素敵な方ですね。『この映画いいよ』と言ってくださったり、自分が読まなさそうな本をくださったりして、刺激をいただいております」と笑顔をこぼす。また、「私は、(演技について)あまり気が抜けないんですけど、絢斗さんはすごく素朴な感じで気を抜くことを意識していらっしゃる感じがします。私が『お芝居って難しいですよね。私、お芝居向いてないかも』という軽い感じで話をしたら、『そのほうがいいよ。そう思っているほうがいいよ』と言ってくださって。なんか、千波ちゃんがタケルに対してほっとする気持ちと重なった気がしました」とエピソードを語ってくれた。
女優として円熟味を増してきた土屋は現在26歳。役柄にも変化が見えてきた。理想としている女優像はあるのだろうか。「女優という言葉があるので、今は俳優になってますけど、女優だからこその表現、愛情だったり、人を包み込んだり、誰かを守るとか、そういう表現ができたらなと思います」と、土屋は先を見据える。