【M-1】「錦鯉」が優勝 50代王者の長谷川雅紀は大号泣「諦めずにやってきてよかった」
“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2021」の決勝が19日、東京・六本木のテレビ朝日スタジオで行われ、「錦鯉」が6017組の頂点に立った。
「オズワルド」「錦鯉」「インディアンス」の3組が最終決戦で激突
“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2021」の決勝が19日、東京・六本木のテレビ朝日スタジオで行われ、「錦鯉」が6017組の頂点に立った。
5票を獲得し、優勝が決まると長谷川雅紀と渡辺隆は強く抱き合い、大号泣。長谷川は「諦めずにやってきてよかった。ラストイヤーが56歳だったんで」と会場の笑いを誘った一方で「今年で決めれてよかったです」と喜んだ。
審査を終えた、富澤たけし(サンドウィッチマン)と塙宣之(ナイツ)も涙を流した。
最終決戦に駒を進めた「オズワルド」「錦鯉」「インディアンス」の3組が激突。3組のネタ披露が終わってから審査員たちが「1番面白かった」と思うコンビ名を一斉に発表し、その得票数で王者を決めた。
錦鯉は長谷川雅紀、渡辺隆で2012年に結成された。ソニーミュージックアーティスツ所属。昨年の20年大会は決勝進出で、50代(長谷川)でファイナリストになるのは大会史上初。今大会でも決勝戦進出者の中では最年長で、史上最年長グランプリとなった。決勝の1ネタ目では、655点を獲得し同率2位だった。
「M-1グランプリ」はプロ、アマ、芸歴、所属事務所の制約はなく、「結成から15年以内」という出場資格さえ満たしていれば誰でも参加することができる日本最大のお笑い賞レース。賞金1000万円とブレイク芸人の座をかけ、今年は過去最多の6017組がエントリーしていた。
決勝戦で大きなカギを握る審査員は、松本人志(ダウンタウン)、オール巨人(オール阪神・巨人)、上沼恵美子、立川志らく、中川礼二(中川家)、塙宣之(ナイツ)、富澤たけし(サンドウィッチマン)の7人。18年から4大会連続で同じ面々がそろった。MCは昨年に引き続き、今田耕司と女優の上戸彩が務める。今田は03年大会から15大会連続、上戸は08年大会より10大会連続でのMCとなる。
○M-1決勝採点結果
1.オズワルド:665点
2.錦鯉:655点
3.インディアンス:655点
4.ロングコートダディ:649点
5.もも:645点
6.ゆにばーす:638点
7.真空ジェシカ:638点
8.モグライダー:637点
9.ハライチ(敗者復活):636点
10.ランジャタイ:628点