皇治VSシバター、SNS上での“挑発合戦”に榊原CEOが言及 異例の交渉過程を明かす

格闘技イベントRIZINは17日、都内で会見を開き、大みそかに行われる「Yogibo presents RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードを発表。その席上で榊原信行CEOが、皇治とシバターのSNS上での“舌戦”について言及した。

皇治とシバターについて説明する榊原信行CEO【写真:山口比佐夫】
皇治とシバターについて説明する榊原信行CEO【写真:山口比佐夫】

「今後こういうことがないようにしたい」と説明

 格闘技イベントRIZINは17日、都内で会見を開き、大みそかに行われる「Yogibo presents RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードを発表。その席上で榊原信行CEOが、皇治とシバターのSNS上での“舌戦”について言及した。

 カード発表の前に、渋い表情で榊原CEOが切り出した。

「皇治とシバター、SNS、YouTubeでいろいろなことが起きているが、主催者として裏側が選手たちによって暴露されていくことは正しい形ではない。今後こういうことがないようにしたいと思いますが、今回1つ、両者に誤解を呼ぶことになっていることに関してはちゃんと伝えておかないといけない」

 RIZINでの対戦が浮上していた両者。2人はそれぞれ自身のSNSやYouTube上で主張を展開。結局、2人の対戦は流れ、シバターは久保優太とのマッチアップが決まった。

 榊原CEOは「最初に皇治選手と試合をしたいと言ったのはシバター。ただ階級も、格闘ジャンルも違う。よくある異種格闘技戦は常に主催者は両陣営と調整する必要がある。秋くらいから調整を進めてきた。1回キックボクシング、2回ボクシング、3回MMAでおおむね合意に向けて進んでいた」と交渉の経過を明かした。

「ただ、常に主催者はBプランを考えていくもの」とし、「(対戦が)難しくなったところで、(シバターに)久保選手でどうかと呼びかけたところで、シバター選手はルール的に問題がなければいくと、傾いた。そこでミスアンダースタンディング(誤解)が起きた」と続けた。

「『皇治は(久保との対戦を)了解している』と、シバター選手に間違った情報がいく。皇治はまったく聞いていなかった。久保とのバックアッププランがあることを知らずに、SNSで発信してしまった。我々が間にそれぞれに入って情報を出したことで、誤解が起きてしまった。皇治からすると、聞いてないよと。両選手の中で誤解が生まれた。水面下で起きることが表に出てしまった」と説明。「両選手の名誉のため」として異例の形で内幕を説明していた。

次のページへ (2/4) 【画像】「訳わからん嘘ならべて逃げとらんとブタゴリラ…」皇治がシバターを痛烈に挑発する実際の投稿
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