山田裕貴、志村けんさん半生ドラマでコントに磨き「皆さんの記憶がよみがえるような映像を」
俳優の山田裕貴が、故・志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」(フジテレビ系、27日午後9時から)で、志村さんを演じる。このほど取材会が行われ、共演者で加藤茶を演じる勝地涼、高木ブーを演じる加治将樹、仲本工事を演じる松本岳、いかりや長介を演じる遠藤憲一も登壇。撮影時のエピソードなどを明かした。
加藤茶は勝地涼、高木ブーは加治将樹、仲本工事は松本岳、いかりや長介は遠藤憲一
俳優の山田裕貴が、故・志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」(フジテレビ系、27日午後9時から)で、志村さんを演じる。このほど取材会が行われ、共演者で加藤茶を演じる勝地涼、高木ブーを演じる加治将樹、仲本工事を演じる松本岳、いかりや長介を演じる遠藤憲一も登壇。撮影時のエピソードなどを明かした。
志村さんは昨年3月、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎のためこの世を去った。今回のドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業、そして74年にメンバーの一員となってから90年代までの日々、人気の裏に隠された挫折や葛藤を描く。山田をはじめとした出演者は、名作コントのシーンも演じて見せている。
作品への思いについて山田は「どれだけ皆さんの頭の中や心の中にある志村さんに近付けられるのかということをずっと考えながら、しゃべり方、コントのときのテンポや間、いろんなことに気を配りました。放送の日、本当にドリフがよみがえったんじゃないかと思ってもらえるようなドラマになれば。また、思いっきり笑いで吹き飛ばせるようなドラマになればいいなと思いながら、志村さんを生きることに気を付けました」と丁寧に語った。
また、山田は「皆さんとやったコントが印象に残っています」と切り出した。「動画を見て、このタイミングでこういう配置なんだというのを皆が頭に入れて、話し合いながらコントをやりました。もちろん本物にはなれないんですけど、皆さんの記憶がよみがえるような映像をお届けできるのではないかと思います」と自信たっぷり。勝地は「本当に空き時間はたくさん練習しました。自分自身でも頑張ったと思うんですが、山田君の頑張りに助けられました」と応じた。
報道陣から、実際に演じてみて分かったことは何かを聞かれると、山田は「あるコントをやったときにですね、目をバッキバッキにして、いろんなことを考えながらカメラの裏をうろうろと歩いていたんですよ。そうしたら、共演したダチョウ倶楽部の肥後(克広)さんがスタッフさんを介して、『ああいうことをやっていたよ、志村さんも』とメッセージを残してくれたんです」という秘話を披露。「ちょっと近しいものを感じましたね。撮影が続いていくとお酒が増えていったりしまして、志村さんもお笑いのことを考えながらお酒を飲んでいたのかなと思いをはせました。志村さんもそうやってストイックに過ごしていたのかもしれません。もしかしたら、ちょっと志村さんに近付けたんじゃないかと思いました」と思いを明かした。
脚本・演出を福田雄一が手がける注目ドラマ。山田は「次の日、笑って歩いていこうというドラマになれるといいなと思います。楽しみに見ていただければと思います」とメッセージを寄せた。