【アバランチ】第9話 加速するストーリーに“衝撃ラスト” 視聴者からは悲痛の声も
俳優の綾野剛が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系月曜ドラマ「アバランチ」(午後10時)の第9話が、13日に放送された。
20日放送の第10話はいよいよ最終回
俳優の綾野剛が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系月曜ドラマ「アバランチ」(午後10時)の第9話が、13日に放送された。
(以下、ドラマの内容に関する記載があります)
同作は謎に包まれた集団「アバランチ」の活躍を描く劇場型ピカレスク(悪漢)・エンターテインメント。「アバランチ」は政治家や官僚、大企業などの富と権力を持つ“強者”に対し、独自の捜査や追跡、そして報復を行う。綾野は主人公で「アバランチ」のメンバー・羽生誠一を演じる。「アバランチ」は羽生の他、室長の山守美智代(木村佳乃)、天才ハッカーの牧原大志(千葉雄大)、元所轄刑事の打本鉄治(田中要次)、元自衛隊の明石リナ(高橋メアリージュン)で構成されており、警視庁捜査一課を左遷された西城英輔(福士蒼汰)もメンバーに加わった。「アバランチ」は内閣官房副長官・大山健吾(渡部篤郎)の闇を暴くべく、大山と関わりのある人物に狙いを定めて切り崩していく。6日に放送された第8話では、一般人を爆破テロから守るため打本が犠牲になり、さらに3年前の偽装テロ事件で亡くなった藤田高志(駿河太郎)が目の前に現れるという衝撃のラストを迎えた。
(以下はネタバレを含んだ第9話の内容)
山守と内閣情報調査室エース・桐島雄司(山中崇)の前に現れた藤田は、CIA創立をもくろむ大山のもとで動き、「極東リサーチ」にいることを明かす。「アバランチ」の後ろ盾だった大道寺(品川徹)は「極東リサーチ」に拘束され、「アバランチ」の首謀者として逮捕されてしまった。大山に完敗したことを悟った山守は、これ以上誰も巻き込みたくないと仲間を突き放す。藤田の生存を知った羽生は、これまでの藤田との思い出が走馬灯のようによみがえり、さまざまな感情が込みあげる。隠れ家に潜伏する牧原とリナのもとに合流すると、「アバランチ、もう終わりだ。解散だ」と告げた。
一方、「アバランチ」の解散に納得できない西城は、「毎朝ジャーナル」の記者・遠山(田島亮)のもとを訪れる。遠山は大山が偽装爆破テロを計画した日に現場におり、「アバランチ」がテロを防ごうとしていたことを知っている。西城は「アバランチ」について全て明かし、遠山と共に「極東リサーチ」を調べることに。西城は自分の父親でもある刑事部長(飯田基祐)の不正が明るみになってでも、大山を切り崩したいと考えていた。
その頃、藤田と会う約束をした山守。しかし山守が訪れた場所に藤田はいなかった。藤田が会ったのは羽生。久々の再会にタバコを吸いながら談笑する2人。しかし羽生が大山側につかないことを告げると、藤田は「3年前、俺も含めて全員死んでいれば、お前と敵にならずに済んだのにな」と羽生に向けて発砲した。
衝撃のラストに、SNS上は「え、え、羽生くん亡くなった?藤田あああ!なんで大山側についたんだよ……」「藤田さんが拳銃出した時点で『やめてぇぇぇ!!!』ってチャンネル変えた」とざわついた。また、藤田が生きていたことを知ったときの悔しさや切なさをにじませた羽生の複雑な表情に、「すっごい胃が痛い。綾野剛泣かないでぇ……」「アバランチだって藤田さんのためにやってたのに、藤田さん生きてたって残酷すぎるよぉ」「むしろ敵だった藤田……残酷だぜ」と悲痛な声があがった。大山に完敗し打つ手がないアバランチ。今回の展開に、「呼吸できない……」「辛いしか言葉がない」「無理……心がしんどい」と打ちのめされた視聴者も多かったようだ。
20日放送の第10話はいよいよ最終回。“正義”は勝つのか? 「アバランチ」の起こした雪崩の結末に注目だ。