【ズバリ!近況】ずうとるび復活! リーダー・山田たかおさん「ケンカが多かったって本当?」と聞いたら

今や人気演芸バラエティ番組「笑点」の座布団運び役がすっかり板に付いている山田たかおさん(63)。しかし、山田さんの原点はアイドルだ。1970年代、4人組アイドルのずうとるびのリーダーとして人気を博し、「みかん色の恋」などをヒットさせた。1977年にずうとるびを脱退。そして解散から38年の2020年2月9日、ずうとるびを再結成し、山田さんが脱退後に加入したメンバーを加えた5人で再始動した。山田さんに詳しい経緯を聞いた。

令和になって気持ちが改まったと語る山田たかおさん【写真:山田隆】
令和になって気持ちが改まったと語る山田たかおさん【写真:山田隆】

無口な新井君の電話に心を動かされた

 今や人気演芸バラエティ番組「笑点」の座布団運び役がすっかり板に付いている山田たかおさん(63)。しかし、山田さんの原点はアイドルだ。1970年代、4人組アイドルのずうとるびのリーダーとして人気を博し、「みかん色の恋」などをヒットさせた。1977年にずうとるびを脱退。そして解散から38年の2020年2月9日、ずうとるびを再結成し、山田さんが脱退後に加入したメンバーを加えた5人で再始動した。山田さんに詳しい経緯を聞いた。

 去年11月に(ずうとるびのメンバーの)新井(康弘)君と江藤(博利)君から「5人でずうとるびをやろうよ」って突然、電話があったんですよ。すんごい酔っ払って。江藤君が座長をやっている歌と笑いの舞台「昭和歌謡コメディ」で、江藤君と新井君が初共演したんで、一緒に打ち合わせやって飲んでたらしいんですよね。

 僕は無口な新井君が電話してくるなんて、これは本気だな、って驚いて「やりたいの? じゃあやろうか」って返事をしたら、「やってくれるの?」「嬉しい!!」なんて喜んでね。次の日、改めて話したら、2人とも覚えてなかったんだけど(笑)、それからはトントン拍子で話が進みました。僕の脱退からだと43年。まさか、もう一度、またみんなで歌えるとはね。

メンバーのそれぞれの現在は…

 昔はケンカが多かった、なんて言われてますけど、僕が一番年上だから、先輩として未成年なのにタバコ吸うメンバーがいたから「何やってるんだ!」って怒ったりしただけ。ずいぶん前に、自分から「再結成しようよ」って話をしたこともあったんですよ。でも、新井君と江藤君は役者、今村(良樹)君は放送作家、私が脱退後に加入した池田(善彦)君はバーをやったりで、今はそれぞれのお仕事があるから無理だよ、ってことになって。

 でも、今回は令和という新しい時代になって、気持ちも新たになった。暗いニュースが多いから、ずうとるびの笑いで全国を明るくしようよ、って話でまとまりました。今年は東京オリンピックがあるからオリンピックを意識して、メンバー5人の“和”を築こう、という思いを込めて、ずうとるびのロゴを作って、英語表記(zootruebee)も作って商標登録し、クリアファイルとかを作りました。そういうの、やるのが好きだから。ずうとるびのときも、デビュー曲「透明人間」は僕が作詞作曲したんです。僕、当時16歳ですよ。普通、そんな年でできないですよね(笑)。

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