【RIZIN】新変異株問題で外国人選手の入国どうなる? 榊原信行CEOはカード練り直しも示唆
総合格闘技RIZINは30日、都内で会見し、大みそか大会「Yogibo presentsRIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の第1弾対戦カードを発表した。榊原信行CEOは冒頭、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」を巡る政府の入国規制の影響について語った。
大みそか「RIZIN.33」第1弾対戦カードを発表
総合格闘技RIZINは30日、都内で会見し、大みそか大会「Yogibo presentsRIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の第1弾対戦カードを発表した。榊原信行CEOは冒頭、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」を巡る政府の入国規制の影響について語った。
「今日現在、外国人選手の入国がダメだよと決定されたわけではない」と話し、スポーツ庁からも外国人選手の渡航中止の要請がないことを明かした。
一方で、「入国がかなわなかった場合、その可能性も高いと思っていますが、カード編成を変えて、外国人選手参戦を考えている。(カードの)穴をしっかり埋めてあまりあるカードに変更していくことを進めたい」と発言。予定していたカードの変更もありうることを示唆した。
28日に行われた初の金網マッチ「RIZIN TRIGGER 1st」後の会見で、外国人の新規入国が解禁されたことを前提に、「すでに複数名の入国に向けた準備を進めている」と話したばかり。
しかし、直後の29日、オミクロン株の感染拡大を受け、岸田首相が全世界からの外国人の入国を停止することを表明。ビジネスでの短期滞在者も認めず、少なくとも年末まで継続される見込みとなった。
「昨日までは全くそんな気はなかった」が、RIZINも対応を迫られることになった。榊原CEO自身も12月2日からベラトール視察を予定していたものの、キャンセルしたことを表明した。
コロナでの入国規制により、2021年は日本人選手中心のカード編成を余儀なくされてきたRIZIN。バラエティーに富んだマッチメークに、外国人の存在は欠かせない。
状況は流動的だが、「大みそかに最高のカード」を見せる気持ちは変わらない。
「日本人在住の選手の闘いで十分納得いただけるカードが、代替案として編成できますので、楽しみにしていただけたら」と榊原CEOは力強く語った。