格闘技イベント「RIZIN TRIGGER 1st 神戸大会」（2021年11月28日、兵庫・ワールド記念ホール）

　RIZIN初の金網マッチ「RIZIN TRIGGER 1st 神戸大会」第4試合にボクシングの元WBA世界スーパーフライ級王者のテーパリット・ジョウジム（JOEGYM）が登場。23歳の市村大斗（多田ジム）に2回KO勝ちを収めた。

　プロボクサーとしては、元WBA王者として亀田大毅や名城信男など強敵を退けてきた33歳のテーパリット。キックボクシング転向後はこの試合まで2勝2敗で、7月の鈴木真彦戦では判定負けを喫したものの重いパンチとボクシング譲りのステップワークを披露していた。

　元ボクシング世界王者の貫禄だ。2回、テーパリットがの右のオーバーハンドで市村をマットに沈めた。市村はしばらく大の字、動くことができなかった。

　フィニッシュブローとなったオーバーハンドの前にも複数のボディーなどを当てていた。10歳年下の相手に貫禄を見せつけた格好だ。