クルーズ船新たに65人感染が世界に衝撃 「なんて悪夢の場所なんだ」「海に浮かんだ監獄だ」
横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、新たに65人の乗客・乗員の感染が確認されたことが世界に大きな衝撃を与えている。
厚労省が発表 「ダイヤモンド・プリンセス」感染者数は135人に
横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、新たに65人の乗客・乗員の感染が確認されたことが世界に大きな衝撃を与えている。
クルーズ船内の感染者は135人に達し、さらに3600人が船内にとどまる。
当初は66人と発表され、そのうち11人が感染とされた米国では、大手メディアが相次いで速報。CNN(電子版)は、「クルーズ船で新たに66人の感染者が確認された」との見出しでトップニュースに、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も「クルーズ船の感染者が倍になった」と大きな関心を寄せた。
英紙「デイリーメール」(電子版)では、「横浜で隔離されたクルーズ船内のコロナウイルス感染者が一夜でほぼ倍増し、130人になった」、英スカイニュースはツイッターで「日本の厚労相は東京に近い横浜港で隔離されているダイヤモンド・プリンセス号で、3600人以上の乗客・乗員のうち、130人がコロナウイルスの検査で陽性になったと発表した」とつづった。
海外のSNSユーザーからは「本物の恐怖になりつつある」「なんて悪夢の場所なんだ」「乗客には健康でいられるわずかなチャンスしか残されていない」「クルーズ船が感染している」「コロナウイルスに感染した海に浮かんだ監獄だ。感染の乗客はもっと増える」などの反応が次々と上がり、海上での隔離を続ける日本政府に対し「この船は隔離には安全ではない。乗客はすぐに下船し、安全に隔離されるべきだ」「彼らを全員殺すのか? すぐに病院に移送するべきだ」と方向転換を迫る声も相次いだ。
「ダイヤモンド・プリンセス」は米国の船会社「プリンセス・クルーズ」が保有。元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏は10日、ツイッターで「新型肺炎、クルーズ船で新たに60人余が感染、合計でクルーズ船感染は130人余。密閉空間なので、この状況になっている。高齢者が多いことも、事態を深刻にしている。高齢者、持病のある人は要注意だ」との見方を示した。