人気アイドルグループ「乃木坂46」の新内眞衣が17日深夜、ニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」（毎週水曜、深夜1時）に生出演し、グループからの卒業を発表した。

　同番組は、新内がパーソナリティーを務めており、事前に番組の公式ツイッターで「新内さんから大切なお知らせもあります」と予告。1万件を超える「いいね」がついた状況下、新内は開始28分が過ぎたところで、「私から大切なお話をさせていただきます」と切り出した。そして、「いや～泣ける～」と涙声になりながら続けた。

「私、新内眞衣は乃木坂46を卒業します。えーと、時期としては来年1月末ごろと考えています。残り2か月ちょっとです」

　このタイミングを選んだ理由については、「2022年の1月で30歳になるんですよ。なので、あらためてやっぱり30歳からは新しい私で、人生をやりたいなって思って、決断しました」などと説明した。

　新内は13年3月、21歳で乃木坂46の2期生オーディションに合格してグループに加入した。大学卒業後の14年4月からは、ニッポン放送関連会社で働く「OL兼アイドル」だった。その縁もあり、16年からニッポン放送「乃木坂46新内眞衣のオールナイトニッポン0（ZERO）」がスタートし、19年4月からは「乃木坂46のオールナイトニッポン」でパーソナリティーを務めてきた。そんな思い入れも含めて、新内は卒業発表の場として同番組を選んだといい、「こうやってオールナイトニッポンで発表できて幸せでした」とスタッフやファンに感謝を伝えた。

　卒業を本格的に考えた時期については、昨年2月ごろだったといい、自身の歩みも踏まえてリスナーには「これからアイドルになる人とかで、年齢とか悩んでいる人は、ぜひ、挑戦してみてほしいです。ものごとに遅すぎることはないと思っていて、ここに入ってたくさん夢もかないましたし、たくさんいい経験をさせていただいたので、将来やりたいことがあるんだったら、やったほうがいいなと思います」などと呼び掛けた。

　卒業後については「今後のことは何も決まってなくて、何もお知らせすることはありません」。その上で「まだ2か月あるので楽しんでいきます」と話した。

　新内が卒業した後の「乃木坂46のオールナイトニッポン」は、他の乃木坂46メンバーにパーソナリティーを起用して継続するという。

　公式ツイッターで「新内さんから大切なお知らせ」と発信していたことで、ファンからは「卒業発表じゃないよね」「予想を裏切るお知らせを期待したい」の声も上がっていたが、結果は新内の思い込めた「卒業発表」。ネット上では瞬く間に反響が広がり、「やっぱりか～」「寂しすぎる」「悲しい」「覚悟できてたとはいえ悲しいな…」「ラジオパーソナリティーは続けて」などのコメントが相次いだ。

　乃木坂46では、今月21日に1期生の高山一実、12月31日に生田絵梨花が卒業を控えている。