小学生がヒラメの陸上養殖に挑戦 生命の大切さを学ぶ“受け入れ式”開催
陸上養殖に焦点を当て児童が小学校で実体験するプロジェクト「陸養プロジェクト実行委員会」が、9月末~11月初旬にわたって、学校にヒラメの稚魚をお迎えする「ヒラメの受け入れ式」を開催した。
1つのバケツに1匹ずつ入った小さなヒラメの稚魚を小学生が水槽に移し入れる
陸上養殖に焦点を当て児童が小学校で実体験するプロジェクト「陸養プロジェクト実行委員会」が、9月末~11月初旬にわたって、学校にヒラメの稚魚をお迎えする「ヒラメの受け入れ式」を開催した。
「陸養プロジェクト実行委員会」は、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で、海の魚を子どもたちが自ら育て・考え・行動することで生命の大切さを学ぶプロジェクト。陸上養殖を通して水産資源の貴重さや、自分たちが住む地域の海の問題についても学び成長していくことを目的に活動している。
今回は東京都足立区立弘道小学校、学校法人茂来学園大日向小学校、富山県氷見市立海峰小学校・灘浦小学校、東京都渋谷区立上原小学校の5校が参加。各校、水槽の設置から時間を空けての受け入れで、子どもたちにとっては待ちに待ったヒラメとの初対面となった。
それぞれの学校で、NPO養殖振興会代表理事の斉藤先生がヒラメの育て方や注意点について解説。1つのバケツに1匹ずつ入った小さなヒラメの稚魚を水槽に移し入れた子どもたちは、あらためて命を育てる・預かるということについて気を引き締めたようで、「これから自分たちで命を育てていくんだと、あらためて実感した」「しっかりお世話して、大きく育てたい」などと感想を語った。