女優でタレントの伊藤萌々香が6日、都内で3冊目となる写真集「であい。」（ワニブックス）発売イベントを開催。イベント前に囲み取材を行い、撮影秘話を明かした。

　約4年ぶり、3冊目の写真集で、20代になってからは初の写真集。「2冊出させていただいたときは、今よりどちらかといえばアイドルっぽい、キャピキャピした感じで、ちょっと王道な感じの写真集だったんですけど、今回は作る過程から自分も相談させてもらって、いろいろ提案とかもさせていただいて、一緒に作らせていただきました。前回までの写真集とは違った感じになったかなっていう1冊です」と胸を張った。

　タイトルについては、「ひらがなになっているのがポイント」と明かし、「今までの写真集は英語だったり、かっこいい感じできめていたんですけど、グループ活動（フェアリーズ）を終えて1人になったので、普段の素の自分に近い感じを表現したくて。ソロ活動になった自分に、今まで応援してくださった方ももちろんだし、新しいファンの方にも出会ってほしいという思いを込めて『であい。』にしました」と説明した。

　お気に入りの写真は、トレードマークのロングヘアを30センチ切ったカットで、腰まであった髪を鎖骨まで切って挑んだ。伊藤は髪を切ることを自ら提案したそうで、「ついに勇気を出して切ってしまいました。ずっと長いと切るタイミング無いんですよね。グループだとバランスも考えたりしなきゃいけなくて、周りが自由に切ってしまったので、切るタイミングがつかめなくて。やっと、このタイミングで切れました」と心境を明かした。髪を切っての変化について、「シャンプー、ドライヤーが楽。今までは髪を乾かすのに20分ぐらいかかって憂鬱（ゆううつ）で嫌だったんですけど、切ったばかりのときは5分ぐらいで革命的でした」と笑いを誘った。

　また、初のランジェリー姿での撮影にも挑戦したが、「前回（の写真集）は10代でした。1、2冊目は水着が多かったんですけど、今回は初めてちょっと大人っぽくランジェリーにしようかなと思って、水着は着ずにランジェリーでいきました。たぶん前回よりも大人っぽい感じになっているんじゃないかなと思います」と自信を見せた。また、「同性の女性の方にも綺麗だなって思ってもらいたいというのは意識しました」とも打ち明けた。撮影は、夜の工場の前で行われていたそうで、「自転車の人に3度見ぐらいされて、不審者と思われていないか不安でした」と苦笑した。

　当初、6月の発売直後にイベントを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」の発令があり延期になっていた。イベントを前にし、「お待たせしましたという思いと、正直ちょっと緊張してますね。でも、今日の朝6時に目が覚めて遠足気分な感じで、朝から楽しみにしてたので、短い時間になると思うんですけど、その時間で会えなかった分、たくさん話したいなと思っています」と緊張を見せながらも、ファンとの再会を待ち望んでいた。