ゼウスが大阪プロレス再興へ着手、“社長”として描くプランは? 目指す吉本とのコラボ
「大阪で祭りや!」――。大阪プロレス代表取締役に就任したゼウスが、地元・大阪での大暴れを予告した。
全日本で数々のタイトルを手にしたゼウスが新たな挑戦
「大阪で祭りや!」――。大阪プロレス代表取締役に就任したゼウスが、地元・大阪での大暴れを予告した。
2015年に正式入団した全日本プロレスでは、18年に3冠王座、19年には世界タッグ王座を獲得し、20年にはチャンピオン・カーニバルを征するなど大活躍。アジアタッグ王座にも君臨し、全日本プロレスのタイトルを次々と手中に収めている。
「人生は祭りや!」との雄叫びも人気を集めた。しかも、リングを離れると優しい笑顔と気配りで周囲のハートをわしづかみ。リングの中と外のギャップに萌えるファンが続出している。
まさに漢のゼウスがまたまた男気を爆発させた。かつて所属した大阪プロレスの再興に乗り出したのだ。
大阪プロレスは1999年にスペル・デルフィンによって設立された大阪を拠点とするプロレス団体。常設会場で定期戦を開催し、地元密着のプロレスを展開していたが、2014年に団体としては活動を停止していた。
マグニチュード岸和田、ビリーケン・キッド、タコヤキーダー、タイガースマスク、ブラックバファロー、えべっさん、くいしんぼう仮面……ユニークで大阪らしさ全開のリングネームの多士済々が揃い人気を集めた。大阪プロレスから巣立ったレスラーが、今も日本中で活躍している。
ゼウスも06年に大阪プロレスに入門し、数々のタイトルを保持した。いわばプロレスラーとしての原点だけに、全日本プロレスで活動中も「胸の奥底には、大阪プロレスへの思いが常にあった」という。
ファンとの距離が近かった大阪プロレスで育ったことで、ファンを大切にする今のゼウスのスタンスが出来上がったのかも知れない。
大阪プロレスはファミリーで応援してくれる人が多かった。お子さん、両親、おじいちゃん、おばあちゃんと三世代に渡って、会場を訪れ、選手と接し、応援してくれる。「日本一、家族のファンが多い団体、みんなで楽しめる団体にしたい」といつにも増して熱くなっている。
大阪の名所USJとの連携にも乗り出している。USJ内の広場でプロレス大会を開催する。USJとの交渉にも全力投球中だ。