小説原作の人気映画は? 邦画は「君の膵臓をたべたい」、洋画は「ハリーポッター」が1位
映像配信サービスdTVでは、27日の“読書の日”から始まった読書週間(11月9日まで)にちなんで「小説原作映画人気アンケート」を実施。その結果を発表した。
「護られなかった者たちへ」「ドライブ・マイ・カー」など直近の話題作の名前も
映像配信サービスdTVでは、27日の“読書の日”から始まった読書週間(11月9日まで)にちなんで「小説原作映画人気アンケート」を実施。その結果を発表した。
邦画部門では。数多くの名作、人気作が並ぶ中で最も人気があった作品は住野よる原作、月川翔監督の「君の膵臓をたべたい」。選んだ理由としては「題名だけでも印象的で引き込まれ、その内容で切なくってはかなくって……。役者さんの演技もよくって、見入ってしまいます。号泣です」(40代女性)、「出ている俳優たちが魅力的だったから」(20代男性)、「切ないラブストーリーが細かく描かれていたから」(10代女性)など、浜辺美波、北村匠海という若手人気俳優の爽やかな中にも切なく胸を打つような演技の数々に感動したコメントが多く寄せられた。
作家別で人気が高かったのは、まもなく著作100作を迎える東野圭吾。数多くの作品が映画化されているが、なかでも人気を集めたのは、ミステリー小説シリーズの「マスカレード・ホテル」「マスカレード・ナイト」。「原作のイメージが壊れてない」(50代以上女性)、「作品自体好きだから」(20代男性)といった声が上がった。
また、テレビドラマでおなじみの「ガリレオ」シリーズや「新参者」シリーズの劇場版を挙げる人も多く、「容疑者Xの献身」では「小説を先に読んだが、小説では味わえない良さ(堤真一さんの演技など)があったから」(40代女性)の声があがった。また、「麒麟の翼 劇場版・新参者」では「東野圭吾さんの作品が好きで、小説をよく読んでいますが、配役はそのまま違和感なく楽しめストーリーも原作を損なわず期待通りに作られているから」(40代女性)など映画ならではの楽しみ方を堪能するコメントも見られた。
さらに、「白夜行」の「愛する人がいること、その尊さが伝わる」(40代女性)、「手紙」の「小説と同じくらい泣けたから」(40代女性)など“泣ける”小説の映画化作品も高い評価を得た。
伊坂幸太郎作品にも注目。「ゴールデンスランバー」には「原作が大好きで何度も観ています。俳優さんの演技が素晴らしいです」(40代女性)、「重力ピエロ」には「伊坂幸太郎の小説が好きなので」(30代女性)といった理由が。まさに小説家人気が映画人気にも、そのまま比例しているようだ。
ほかにも、劇場公開されたばかりの中山七里「護られなかった者たちへ」、村上春樹「ドライブ・マイ・カー」といった直近の話題作から旧作までさまざまなジャンルの名作、ヒット作の名前が挙がっていた。