「バナナマン」日村勇紀、番組オリジナル“愛車”で人々を送迎 ナレーションに白石麻衣

NHKは11月3日、お笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀がバスを運転し、日本全国の人たちを送り届ける番組「ひむバス!」(総合、午前8時15分)を放送する。また、番組のナレーションは女優・モデルの白石麻衣が務める。

送迎バラエティー番組「ひむバス!」に出演する「バナナマン」日村直樹【写真:(C)NHK】
送迎バラエティー番組「ひむバス!」に出演する「バナナマン」日村直樹【写真:(C)NHK】

愛車「ひむバス」は漫画家の浦沢直樹さんがデザイン

 NHKは11月3日、お笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀がバスを運転し、日本全国の人たちを送り届ける番組「ひむバス!」(総合、午前8時15分)を放送する。また、番組のナレーションは女優・モデルの白石麻衣が務める。

 同番組は、送迎を通して地域の人々と触れ合いながら、それぞれのドラマに出会い、今の日本を見つめる新感覚のドキュメント・バラエティー。漫画家の浦沢直樹さんがデザインした番組オリジナルの愛車「ひむバス」で明るく楽しくおもてなしし、乗客の夢を応援する。

 今回、日村が「ひむバス」で向かったのは、秋田県横手市と岩手県陸前高田市。

 横手市では、大型スーパーに買い物に来た、山間部で暮らす80代の夫婦をおよそ25キロ離れた自宅に送迎する。買い物の目的は、地域に伝わる秋の恒例行事「なべっこ遠足」の材料を買いそろえること。日村は送迎だけでなく、里芋やきのこなど地元の食材が入った鍋の準備の手伝いも行う。集まった四世代家族と鍋を囲み、秋の味覚と大家族の幸せな姿を堪能する。

 高田市では、東日本大震災以来10年ぶりに復活する花火大会の公式ドライバーに就任。大会会場のイベントステージに出演する女子高校生ダンスグループを送迎し、高校生活最後の晴れ舞台を応援する。また、震災で亡くした息子との思い出の花火を、大切な場所から見たいという家族も登場。新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国的に多くのイベントが中止されるなかで実現した、東北最大規模の花火大会。さまざまな思いを抱える人たちを送り届け、最後に日村が花火を見上げながら感じたものとは。

 以下は日村勇紀(バナナマン)コメント。

「まさか個人的な夢だったバスの運転が番組になるなんて! しかもNHKで。ビックリです。

 今回は岩手県と秋田県にお邪魔し、そこで暮らす夫婦や家族、高校生などたくさんの方々を送迎させていただきました。初めてお会いする方々ばかりなのに、バスに乗せて目的地に運んで同じ時間を過ごすなかで昔からの仲間のように思えてきました。運転している僕自身も、乗車してくれたみなさんの夢や思い出に自然と乗っかることができて感動したし、あったかい気持ちになりました。

 送迎って奥が深いですね。正直、こんないい番組になるとは思っていませんでした(笑)。ぜひご覧ください」

次のページへ (2/2) 【写真】デザインを担当した漫画家・浦沢直樹さんの実際のイラスト
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