山口紗弥加が“不倫なのに18歳差の純愛” 「シジュウカラ」で主演、売れない漫画家役

女優の山口紗弥加が、テレビ東京で1月から放送されるドラマ「シジュウカラ」で主演を務めることが25日、分かった。売れない漫画家で“不倫なのに18歳差の純愛”に揺れる40歳の女性を演じる。

山口紗弥加【写真:(C)「シジュウカラ」製作委員会】
山口紗弥加【写真:(C)「シジュウカラ」製作委員会】

「妙にリアルな痛みを伴う社会派の作品」

 女優の山口紗弥加が、テレビ東京で1月から放送されるドラマ「シジュウカラ」で主演を務めることが25日、分かった。売れない漫画家で“不倫なのに18歳差の純愛”に揺れる40歳の女性を演じる。

 原作は、「JOUR」(双葉社)連載中の、女性から圧倒的支持を得ている漫画家・坂井恵理による同名コミック。恋と仕事、同時に訪れた「セカンドチャンス」に向き合う主人公・忍役の山口は、働く女性として、妻として、母として、さまざまな葛藤の中で生きる40代女性を演じる。さらに、「私を食い止めて」「勝手にふるえてろ」など、映画監督として多種多様な女性を描いてきた大九明子が監督を務めることも併せて発表された。

 主演の山口は「『四十からの不倫は、サスペンス』。いただいたお話をありがたいなと思いながら、一方で、血に塗れたドロドロの愛憎劇を想像し、後ずさりする自分がいたのも事実です」とオファーを受けた際のことを振り返り、「予想に反し、妙にリアルな痛みを伴う社会派の作品でした」と原作を読んだ感想を口にした。

 さらに、「私には夫も子どももいません。なのに前のめりになってしまうのは、同年代ということと、30代最後に訪れた連続ドラマ初主演の奇跡が主人公に重なるからかもしれません。“18歳差の恋”は私には現実味がありませんが、漫画の世界のおとぎ話では終わらせない説得力も感じています」と意気込みも語った。

 主人公は売れない漫画家・綿貫忍。自作は中々日の目を見ず、一方家庭では結婚15年目の夫と中学生の息子がいて幸せな家庭のはずなのに、どこか満足できない日々を送っていた。そんな中、引っ越しを機に長年アシスタントをしていた売れっ子漫画家のもとを離れ、筆を折る決意も固めた。しかし、10年以上前に描いて人気薄だった自作が、知らないうちに電子書籍で大ヒット! それを受け、新作を描くことを勧められた忍は、不安を抱きつつも挑戦することに。そこでアシスタントを募集したところ、応募してきたのは橘千秋という22歳の美しい青年だった。次第に千秋に心引かれていく中で、忍は自分自身のうつろで不確かな人生観と向き合うこととなる。恋愛、仕事、人生……さまざまな要素が詰め込まれた作品となる。

次のページへ (2/2) 【写真】原作漫画「シジュウカラ」の書影
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