3回目のワクチン接種、自己負担なら「接種しない」が半数以上 アンケートで浮き彫りに

新型コロナウイルスワクチンの3回目以降の接種、いわゆるブースター接種。実施に向けた準備が着々と進む中、岸田総理は10月12日の衆議院本会議で「3回目の接種についても公費負担で行う」と表明した。早ければ12月にも始まる方針という3回目のワクチン接種について、街の人はどのように考えているのか。日本トレンドリサーチが全国の男女600名を対象に、3回目の新型コロナワクチン接種について、アンケートを実施している。

新型コロナウイルスワクチンの3回目以降の接種についてアンケートが実施された(写真はイメージ)【写真:写真AC】
新型コロナウイルスワクチンの3回目以降の接種についてアンケートが実施された(写真はイメージ)【写真:写真AC】

全国の20代以下~70代以上の男女600名を対象にアンケート調査を実施

 新型コロナウイルスワクチンの3回目以降の接種、いわゆるブースター接種。実施に向けた準備が着々と進む中、岸田総理は10月12日の衆議院本会議で「3回目の接種についても公費負担で行う」と表明した。早ければ12月にも始まる方針という3回目のワクチン接種について、街の人はどのように考えているのか。日本トレンドリサーチが全国の男女600名を対象に、3回目の新型コロナワクチン接種について、アンケートを実施している。

 アンケートの期間は10月16日~10月19日で、20代以下~70代以上の各年代の男女合わせて100名ずつ、計600人に調査を行っている。

「新型コロナワクチンの接種をしましたか?」との質問には72.0%が「2回接種した」と回答。「3回目の接種についても公費負担でおこなう」ことについては72.8%が「賛成」と答えた一方、6.8%は「反対」と回答した。

「賛成」と回答した理由については「GoToキャンペーンやるぐらいなら接種公費は当たり前。(50代・男性)」「自己負担だと接種率が下がる。低所得の人が接種する率が下がり、感染を広める恐れもある。(50代・女性)」「金銭的な問題でワクチンが打てないようなことはあってはいけないと思う。(60代・男性)」などが挙がった。

 一方で「反対」の回答には「ワクチン接種を希望しない者にとっては、無駄な税金遣いと思うので。(50代・女性)」「接種は任意のはずなのに、公費負担などでどんどん強制っぽくなっていくから。(40代・女性)」「本当にうちたい人だけが、うてばいいと思うから。(20代・男性)」などの意見が寄せられた。

次のページへ (2/3) 「公費負担」か「自己負担」かで接種意欲に大きな差があることが明らかに
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