松岡修造、コロナ禍の東京五輪で手応え「無観客でしたけど、世界中とつながっていた」
元プロテニスプレーヤーでスポーツキャスターの松岡修造が26日、都内で日めくりカレンダー「修造日めくり まいにち、つながろう」(株式会社PHP研究所)の発売記念オンライントークイベントを行い、今年開催された東京五輪やスポーツ選手への思いを語った。
「日めくり」シリーズ最新作発売記念イベントで東京五輪を振り返る松岡修造
元プロテニスプレーヤーでスポーツキャスターの松岡修造が26日、都内で日めくりカレンダー「修造日めくり まいにち、つながろう」(株式会社PHP研究所)の発売記念オンライントークイベントを行い、今年開催された東京五輪やスポーツ選手への思いを語った。
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今作の日めくりカレンダーには、卓球の石川佳純選手からインスパイアされた言葉「諦めてもいい 諦めなければ」も収録されているなど、スポーツ選手に対してひときわ思い入れがある松岡。プロテニスの錦織圭選手などをはじめ、コロナ禍でも仕事でスポーツ選手にインタビューができたことから、スポーツ選手たちの複雑な気持ちにも触れてきたという。「コロナ禍で目の前に迫っているオリンピック、パラリンピックがどうなるか分からなかった。選手たちのコメントや話は強烈だった。『スポーツ選手ってなんの力があるのか。何のためにスポーツしてるんだ』って本当に苦しんでいました」と明かした。「でも、その苦しんだものが、オリンピック、パラリンピックを通して無観客の中でつながっていった。僕はそれを感じることができた」と語った。
自身も日本選手団の応援団長を務めていたが、「本当に悩んでました。スタッフと毎日のように話し合いをした。拍手を絶対にしないようにとか、『おめでとう』や『心を一つに』なんて言わないようにとか。いろんな意味で、感じながら伝えなければいけないと思っていた」と、コロナ禍での報じ方や伝え方を迷っていたという。「でも(五輪の)初日にすべてが変わりました。柔道で高藤直寿選手が金メダルを取った中で、『感じたものをしっかり伝えることが、前につながっていくことなんだ』と。もちろんマイナスに捉える人もいるかもしれないけど、僕はオリンピックの会場にいる。『会場の思いをどれだけ伝えられるか』。それが僕の使命だと思いました」と語った。「無観客でしたけど、でもつながっていた。世界中とつながっていた」と東京五輪を振り返った。
※高藤直寿選手の「高」の正式表記ははしごだか