【RIZIN】三浦知良が「分かった」と快諾、次男・孝太のデビューにGOサイン 榊原CEOが明かす
「Yogibo presents RIZIN.30」(2021年9月19日、さいたまスーパーアリーナ)
バンタム級トーナメント準決勝は瀧澤謙太の若さに期待
「Yogibo presents RIZIN.30」(2021年9月19日、さいたまスーパーアリーナ)
大会終了後に榊原信行CEOが総括した。大みそかデビューが決まった元サッカー日本代表の三浦知良の次男・孝太について言及した。
経緯については「本人としては格闘家を志してはや何年というところ。現状はBRAVEの宮田(和幸)くんのところで、日々トレーニング、プロとしてデビューする準備を進めている。何度もこの会場にもお客さんとしても来ていましたし、お父さんの後を受けて、サッカー選手になる道ではなくて、同じアスリートですけど、格闘技を目指すということを、早いタイミングで決めて、そこに向けてトレーニングを積み重ねてきたという状況です」と説明。
格闘技を習い出して数年、プロを意識して1年以上は練習を積んでいるという。
「あくまでもデビュー戦なので、逆にデビューをさせていくにふさわしい、親の七光りでも何でも使えるものは使って這い上がる、その野心をすごく強く持っているんですね、彼は。であれば、デビュー戦からRIZINでいいんじゃないかと。どこかでキャリアを積んで、いよいよRIZINに上がってくる、ということよりは、19歳の若さの彼に、チャンスを与える。その道程を、彼が世界と向き合える選手になる過程を、RIZINのファンと一緒に育て上げるというか、見届ける新しいアプローチをしていきたいと考えています。で、三浦選手も『ぜひRIZINスタートでいきたい』。お父さんに負けないくらい腹の座ったところもあって、“キングカズ”三浦知良さんも、設楽りさ子さんも、ご両親もその息子の思いに『分かった』とGOを出したということですね」と、続けた。
ルールや対戦相手については、「3分2Rとか、そういう中で、対戦相手も、彼とキャリアというか、レベル的に合う(選手)。まだまだトップアスリートと比べると、はるかにレベルは下だと思います。彼のスキルに合う選手を用意して、大みそか、初めてのプロの試合の臨む姿、環境を作り出せたらと思います」と話した。
オファーはRIZINサイドからではなく、孝太サイドからだった。
「我々からよりは、三浦選手、宮田コーチから、行かせたいし、行きたいし、と提案をいただいて」と明かし、いろいろな面で準備が整っていることを示唆した。
一方、バンタム級トーナメントは朝倉海(トライフォース赤坂)、井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)、扇久保博正(パラエストラ松戸)、瀧澤謙太(フリー)の4強が出そろった。右拳負傷の海に「まだ時間ありますので、けがの回復を待って、なんとか間に合わせてもらえたら」とエールを送りつつ、元谷友貴(フリー)を破った瀧澤を評価。
「ずっとファンの中での戦前の予想も、元谷選手のほうが下馬評は高かった。アップセットといえばその試合。瀧澤選手が1番若いので、若さあふれる瀧澤選手らしい試合だった。次の大みそかも楽しみ」と話した。
組み合わせについては、抽選や主催者サイドでのマッチメークに加え、「ファン投票で4人の山組を決めてもいい」と語った。