杉村太蔵、政府の行動制限緩和案は「実施してもらいたい」 専門家は「緩んじゃう」と反論
元国会議員のタレント・杉村太蔵が12日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」に出演。政府が打ち出した行動制限緩和について言及した。
奥仲哲弥氏が自宅待機死を批判「自宅放置ですよね」
元国会議員のタレント・杉村太蔵が12日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」に出演。政府が打ち出した行動制限緩和について言及した。
政府は新型コロナウイルスのワクチン接種が広くいきわたる11月をメドに、旅行や大規模イベント、会食、飲食店の酒類提供など、行動制限を緩和することを検討している。ワクチン証明書やPCR検査の陰性証明を活用し、緊急事態宣言が出ている地域であっても含まれるという。
これには賛否両論が上がる中、杉浦は「観光業、飲食店の現状を考えますと、せめてワクチンを2回接種した人、または検査で陰性証明みたいな制度ができたら、今本当に厳しい状況ですので、行動制限緩和は実施してもらいたい。そういう意味では、政府の案は賛成ですね」と、支持した。
一方、医学博士で、呼吸器外科専門の奥仲哲弥氏は、政府発表のタイミングについて「フライングだと思う。自宅待機の方がいらっしゃって、今週も千葉県で2人、比較的若い方が亡くなっていらっしゃって。コロナって怖い怖いって言うけど、合併症がない方って、ちゃんと医療処置を受ければ亡くなる病気ではない。自宅放置ですよね」と厳しい見方。
「私の考えでは、入院を希望する方が全員入院できる。自宅待機がゼロっていうのが1つの条件なんだと思う」と強調した。
さらに「11月のメドというのが非常にあいまい。ワクチンを進めていこう、その中で議論を今言っちゃうと、緩んじゃう。ウイルスの増殖を抑える薬が来年の初めのころから出るかもしれない。それがあればもうちょっと本当に緩和できる。ここで緩めて第6波になったらそれこそもう経済立ち行かなくなっちゃう」と時期尚早との考えを示した。