フジ秋改編は週末バラエティー強化&“月9月10”ドラマ2段編成 会見で戦略説明
フジテレビの10月番組改編会見が6日、オンラインで行われた。「家族そろってフジテレビ~DEEPなテレビ体験を!~」と秋改編のテーマが発表された。
10月番組改編会見 「99人の壁」は不定期のスペシャルコンテンツに移行
フジテレビの10月番組改編会見が6日、オンラインで行われた。「家族そろってフジテレビ~DEEPなテレビ体験を!~」と秋改編のテーマが発表された。
会見の冒頭で中村百合子・編成制作局編成センター編成部長は「新型コロナウイルス禍で改めてテレビの在り方が問われている、こんな時代だからこそ、1人でも多くの視聴者に、家族そろってテレビを見ていただきたい。思いっきり感情が動く深い体験をテレビでしていただきたい。フジテレビってやっぱり楽しい、そう思っていただけたらと考えています」と、編成戦略方針について語った。
バラエティー番組は、新番組「爆買い☆スター恩返し」(毎週金曜、午後8時)が10月29日からスタート。6回の特番を経てのレギュラー化で、お笑いコンビ「ハライチ」澤部佑がMCを務める。
さらに、10月からの土曜夜の強化として、「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」が「毎週土曜、午後7時」、「新しいカギ」は「毎週土曜、午後8時」に移動して新枠での放送となる。お笑い番組の集中編成について、中村編成部長は「これまでフジテレビで数々の伝説的バラエティーが誕生した土曜日です。『オレたちひょうきん族』『めちゃ×2イケてるッ!』のブランド枠、そのレガシーを引き継ぎながらも、土曜プレミア枠にも大型バラエティーを積極編成し、強化していきしたい」とし、「(バラエティー番組の)令和の幕開け」に位置付ける狙いを語った。
「超逆境クイズバトル!!99人の壁」(毎週土曜、午後7時)は、不定期のスペシャルコンテンツに移行するという。「所JAPAN」は「毎週火曜、午後9時」に移動して10月12日から新装スタートする。
月曜のドラマ枠について中村編成部長は「ドラマの沼にはまっていただきたい。月9、月10のドラマ2段編成が整いました」と強調した。
月9枠の「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」は続編放送で、窪田正孝は地上波連ドラで7年連続主演となる。また、新枠として「毎週月曜、午後10時」の“月10ドラマ”が始まる。記念すべき第1作として、主演・綾野剛と監督・藤井道人がタッグを組んだ「アバランチ」が10月18日にスタートする。
また、毎週木曜午後10時の「木曜劇場」枠は、江口のりこがフジ連ドラマ初主演を務める「SUPER RICH」がスタートする。中村編成部長は「(木曜劇場の)視聴率に関して課題があることは承知しています。一つ一つの作品で、内容を少しでもいい作品になるよう、ジャンル設定、キャストの方にもご協力をいただきながら、女性視聴者を取り込める作品のラインアップをし続けることで、視聴率アップ、多くの人の共感を呼べるようにしていきたいと思います」と話した。土ドラ「顔だけ先生」(毎週土曜、午後11時40分)は10月9日にスタートする。
会見の進行は新人の竹俣紅アナウンサーが務めた。