2022年度後期朝ドラ「舞いあがれ!」 ものづくりの東大阪と自然豊かな長崎・五島列島が舞台
NHKは27日、2022年度後期の連続テレビ小説について、「舞いあがれ!」を制作することを発表した。1990年代から現在の時代設定で、ヒロインが、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマを描く。クランクインは来春を予定。
90年代から現在の時代設定 来春にクランクイン予定
NHKは27日、2022年度後期の連続テレビ小説について、「舞いあがれ!」を制作することを発表した。1990年代から現在の時代設定で、ヒロインが、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマを描く。クランクインは来春を予定。
第107作の朝ドラ。20年にNHK土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」で初めて連続ドラマの脚本を担当し、第46回放送文化基金賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞受賞した桑原亮子氏が脚本を務める。
タイトル「舞いあがれ!」の由来は、ヒロイン舞が、どんな向かい風も全身で受け止めて、さらに高く舞いあがるイメージを込めたという。制作スケジュールは、21年冬ごろに出演者を発表。22年春ごろにクランクインを予定しており、主なロケ予定地は大阪府、長崎県五島列島など。
桑原氏のコメントは以下の通り。
「ある飛行士が『パイロットはいい仕事だと思う』とおっしゃったとき、即座にさまざまな理由を予想しました。外国へ行けるから? やりがいのある仕事だから? 再就職しやすいから? 予想はどれも外れました。答えは『空を見上げる仕事だから』。パイロットは飛行機に乗る前、空を見上げて天候などをチェックします。必要に迫られて空を見上げているうちにいつのまにか元気が出てくる、だからいい仕事なのだそうです。このドラマのヒロインも、つらいことがあるたび、空を見上げて前に進みます。その姿を見ているうちにいつのまにか元気が出てくる、そんなドラマになることを願っています」