山崎育三郎、大河共演の吉沢亮とは「信頼して表現をぶつけ合える」 男4人兄弟の共通点
歌手で俳優の山崎育三郎がこのほど、伊藤俊輔(博文)役で出演するNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の取材会に出席し、作品や役への思いを語った。さらに、渋沢栄一を演じる主演・吉沢亮との共通点も明かした。
NHK「青天を衝け」の取材会で演じる伊藤博文や主演・吉沢亮への思いを語る
歌手で俳優の山崎育三郎がこのほど、伊藤俊輔(博文)役で出演するNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の取材会に出席し、作品や役への思いを語った。さらに、渋沢栄一を演じる主演・吉沢亮との共通点も明かした。
「僕はミュージカル出身ですが、大河ドラマに出演することは、ミュージカルでいう帝国劇場の舞台に立つような、憧れのステージ。朝ドラに続いて翌年、大河に出演できることは、すごく大きな喜びでした。役については、千円札で有名な伊藤博文さんということですが、僕が生まれた年は1986年。ちょうど1986年まで千円札だったらしく、僕は見たことがないんです。両親や祖父母には千円札の伊藤博文さんと言われますが、全くピンとこないです」
それでも演じる上で勉強していくと伊藤の魅力が分かってきたという。
「ものすごく苦労していて、泥くさい、男っぽい。でも軽やかで、人とのコミュニケーション能力がものすごい高い方。自分が思っていた伊藤博文さんと真逆なんじゃないかなというのが初めの印象でしたね」
明治編の伊藤の見どころも紹介してくれた。
「伊藤博文は、年上、年下関係なく、人の間に入って人をつなげていくというか、人と人のつながりをすごく意識していて、フットワークが軽く、彼がいることで話がまとまって回っていく瞬間が多いんです。すごく難しそうな人の懐に入るのもうまい。一見、すごく真面目そうで、凛としたイメージですが、すごく泥くさいというか、男くさくて、感情で動いてしまう人。演じていてすごく魅力的で、僕は今まで演じたことがないような、出会ったことのないような人物。やりながら面白いなと思っています」
伊藤を「今ならプロデューサーのような人」と感じて演じているが、苦労していることもあるという。長州の言葉だ。そこで歌手でもある強みを生かしているという。
「ずっと難しいです。どうしても音にとらわれてしまいます。イントネーションが難しい。長州弁と日々、闘っています。音楽をやっているので、メロディーのように音をとらえるのは得意なので、まず先生の音を聞いてメロディーのように音をとっていくところから始めています」