プロレス界を代表するリングアナとして知られる田中ケロリングアナウンサー（62）が新型コロナウイルスに感染し、集中治療室で治療を受けていることが19日、分かった。所属事務所が発表した。

　田中リングアナは、7月31日にコロナ陽性判定を受け、保健所の指示のもと自宅療養していたが、8月8日に症状が悪化し、病院に搬送された。

　懸命の闘病が続いており、「現在は集中治療室に入っており、投薬により眠っている状態です。また、ご家族も直接の接触は出来ておらず、医師からの電話にて定期的に経過報告を受けている状況です」と説明している。

　今回の公表は家族と事務所の話し合いを受けて行われた。

「田中ケロのファンの皆様、関係者の皆様には大変ご心配をお掛けしますが、1日でも早い回復を一緒に願って頂けますと幸いです」と結んでいる。

　田中リングアナは愛知県出身。1980年、新日本プロレスでデビュー。数々の名勝負をコールし、“ケロちゃん”の愛称で親しまれている。ビッグマッチでのマイク口上は特に有名で、2006年にフリーになった後は、ドラディションやIGF、シュートボクシングなどで活躍する一方、ももいろクローバーZなどアイドルのコンサートにも出演している。