ガルプラ999で現役25歳アイドルCLCのユジンが圧巻のステージ 25歳が語る再挑戦の理由
日本、韓国、中国の少女たちが参加する今年最大規模のグローバルガールズオーディション・プロジェクト「Girls Planet(ガルプラ)999 少女祭典」の第2回が13日、韓国音楽専門チャンネルMnetとABEMAで放送された。
CLCの1年前の楽曲「HELICOPTER」に脚光 ファン「オリジナルがカバーより良い」
日本、韓国、中国の少女たちが参加する今年最大規模のグローバルガールズオーディション・プロジェクト「Girls Planet(ガルプラ)999 少女祭典」の第2回が13日、韓国音楽専門チャンネルMnetとABEMAで放送された。
番組の中でひときわ目立っていたのは、すでにデビューを飾っていながら改めてオーディションに参加した韓国人参加者チェ・ユジンの存在だ。ユジンはCUBEエンターテインメントから4minute以来5年ぶりとなるガールズグループCLC(シーエルシー)のメンバーとして2015年3月にデビュー。グループ名は「CrystaL Clear」の略語で、韓国、タイ、香港出身のメンバーが「鮮明な光を放つ水晶のような魅力を放ち続ける」という意味を込めている。
同グループはデビューから19年1月までに計8枚のミニアルバムを発表。昨年9月にシングル「HELICOPTER」をリリースしパワフルなメロディーとダンスで強い印象を残した。しかし、今年2月にメンバーのエルキーが専属契約の終了に伴い脱退。デビューから7年を迎えるため解散説も報じられたが、メンバーはSNSでそれぞれ発信を続けている。
「ガルプラ」の第2回放送でユジンはオーディション番組に再挑戦した理由について「会社でこれ以上の活動はしない、という話をしていて……。CLCの活動は本当に熱心にやりましたし、強いコンセプトにも挑みましたが、自分が見えないと感じてしまった。これからも歌手を続けていくことで多様な魅力を見せられるのでは」と涙ながらに語った。
本番のステージではハイヒールを突然脱いで裸足になり、韓国の女性アイドルグループWonder Girlsと4minuteの元メンバーでダンスポップ歌手・ヒョナの楽曲「Bobble Pop!」を弾けるダンスとキュートな笑顔で披露。「このパフォーマンスを通して明るいエネルギーを与えられるよう練習してきました」と語ったユジンの圧巻のステージに他の参加者は喝采を送り、審査員全員からの合格を意味する“オールパス”も獲得した。感極まって号泣するユジンは「実際に称賛されたことがあまりなく、自尊心がなくなってきたときに称賛されて感情がこみ上げてきました」とさらに涙があふれた。
実は、ユジンをめぐってはひと騒動が持ち上がっていた。6日放送の初回でC(中国)グループの5人組ユニット「超強いお姉さん」がCLCの楽曲「HELICOPTER」を披露。パフォーマンス前に同グループ7位のフー・ヤーニンは「I go up, HELICOPTER…」と冒頭の歌詞を歌い上げ、1歳年上のユジンを指さして「But you don’t」と挑発したのだ。
ヤーニンは「メンバーの士気を高めるため」と後に釈明したが、参加者席のユジンは思わず立ち上がって同曲の振り付けを即興で披露して対抗。2人の行動に他の参加者からは「怖くて見ていられない」「殺伐としている」「空気が凍った」などの声が上がっていた。そのヤーニンも「Bobble Pop!」のパフォーマンスを目の当たりにして「ハイヒールを脱いだとき、あ、カッコいい、と思いました。裸足でダンスをする勇気を持つ人は多くない」と貫禄のステージに拍手を送った。
ユジンは子どもの頃から故郷・全州市のボーカル学院でトレーニングを受け、中学生のときにCUBEエンターテインメントのオーディションに合格。CLCのメンバーの中で最長となる4年間以上の練習生生活を過ごした。「ガルプラ」でCLCの「HELICOPTER」とユジンのパフォーマンスが紹介された影響からか、「HELICOPTER」のユーチューブミュージックビデオには「諦めないで CLC」「CUBEは解散させるな」「ユジンに投票しよう」などのコメントが世界中から続々と寄せられている。
小顔で色白、笑うと目が三日月型になる愛くるしい姿が魅力のユジンは、第2回放送の前日に25歳の誕生日を迎えた。アイドルの世界では決して若くはない再挑戦だが、17年3月に発売された韓国の4人組ガールズグループ「Brave Girls」(ブレイブガールズ)の楽曲「Rollin’」が4年の年月を経て突然大ヒットした例もある。「HELICOPTER」の再生回数は現時点で4900万回を超えており、ファンは「ガルプラ」を念頭に「オリジナルの方がカバーより良い」「もうすぐ5000万回」とネットで応援を呼びかけている。