俳優・竜星涼が主演するテレビ東京系ドラマ「家、ついて行ってイイですか？」（14日スタート、土曜午後11時25分）の取材会に出席した。街で声をかけた人の自宅について行き、家やその人の人生ドラマを紹介するバラエティー「家、ついて行ってイイですか？」（水曜午後9時）のドラマ版。声をかけるディレクター役の竜星はドラマ撮影の様子や本家のバラエティーへの思いを語った。

「（本家のスタッフの）話を聞けば聞くほど、苦労がひしひしと伝わってきました。放送されている番組はどれだけの人たちが頑張って、そして選ばれた一つが放送されているというのが身に染みて分かりました」

　実際に本物のカメラを持って演じている。カメラは「重いです」としたが、徐々に慣れ、楽な持ち方も習得し、あることにも使ったと紹介した。

「共演者の方たちにインタビューをして、答えてもらうことを、僕自身がカメラを回してやっていました。カメラを持っていると無敵だなと感じました。いいコミュニケーションツールと思いながらやっていました」

　カメラを回す楽しさを知り、もし自身で撮影して番組を作るなら、どんな番組を作ってみたいか尋ねてみた。

「今回、撮影の合間とかで、カメラを回しながらゲストの方たちにいろんな質問をしていると、皆さん『そのままできるよ』と持ち上げて言ってくださって（笑）。なので、一つのプランとして役者の僕が役者に質問をする。そうすると役者にしか聞けないことを引き出せるかもしれないので、役者目線で聞くという切り口でいろんな俳優の方に質問する番組を作ってみたいです」

　また、もし本職が俳優ではなく本家のディレクターなら、どんな人に声をかけてみたいかも聞いてみた。

「一番は芸能人に声をかけたいです。どういう家に住んでいて、いろんなことを根掘り葉掘り聞いてみたいです（笑）。カメラを実際に持ってロケをしながら駅前に人がいっぱいいるのを見ると、声をかけたいとすごく思いましたね。カメラを持って『家、ついて―』の名札をしていると無敵といいますか、すごく取材したくなりました。声をかけるって、僕自身、結構、好きなんだなと思いました」。

　最後に好きな人の家について行っていいと言われたら誰の家かと聞いてみた。「矢沢永吉さんです。大ファンです」と笑顔を見せた。