橋本愛、同年代のクリエーターの姿に感激「熱意を持って挑戦している姿がかっこよかった」

女優の橋本愛が3日、都内で行われた、「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」ファイナリスト発表イベントに登場し、映画監督の沖田修一氏、劇作家で小説家の本谷有希子氏、芸人で脚本家の「シソンヌ」じろうとともに審査員を務めた。一次・二次選考通過者10人も登壇した。

イベントの審査員を務めた橋本愛【写真:ENCOUNT編集部】
イベントの審査員を務めた橋本愛【写真:ENCOUNT編集部】

「Hulu」の若きクリエーター発掘&育成プロジェクト

 女優の橋本愛が3日、都内で行われた、「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」ファイナリスト発表イベントに登場し、映画監督の沖田修一氏、劇作家で小説家の本谷有希子氏、芸人で脚本家の「シソンヌ」じろうとともに審査員を務めた。一次・二次選考通過者10人も登壇した。

 35歳以下を対象とした新世代の映像クリエーター発掘&育成プロジェクトで、2021年3月31日から22年3月にかけて開催する。

 これまでの審査を振り返り、橋本は「自分とあまり年齢が変わらない方たちが熱意を持って挑戦している姿がかっこよかったです。みんなに(グランプリを)取ってほしい気持ちが強かったので、この中から選ぶのは酷なことでした。この企画が今年で終わらずに、どんどん続いていけば、もっともっと若い人たちにチャンスが届くんじゃないかと期待しています」と語った。

 応募者総数610人、応募総数849企画の中からファイナリスト5人がこの日発表された。選ばれたのは、近藤啓介さんの「脱走球児」、老山綾乃さんの「まんたろうのラジオ体操」、幡豆彌呂史さんの「鶴美さんのメリバ講座」、吉川肇さんの「瑠璃とカラス」、上田迅さんの「速水早苗は一足遅い」。

 上田さんの作品について橋本は、「脚本を読んだときに、ものすごくきれいだなと思って。まとまっているし面白い着眼点もあって、こういうものを撮りたいというのが具現化されている。予告編を見て、かたちになっていて完成度に驚きました」と評価し、「これから撮るときに、個人の気持ちとしては、きれいなかたちからどこか突き破ったものを作ってほしい」と期待を寄せた。

 惜しくも逃した候補者に橋本は「自分が撮りたい作品に対しての熱量や気持ちが伝わってきたので、今日これだけで自分はダメなんだなって諦めるわけじゃなくて、諦めずに続けてほしいです」と伝えた。

 プロジェクトは、応募資格=「35歳以下」でプロ・アマ問わず参加でき、選考を経て選出された5人のファイナリストは、制作費1000万円とプロの映画制作チームのサポートを受け、自身がプレゼンした短編企画を監督として制作できる。完成した5作品は、ファイナリストたちの制作過程に密着したドキュメンタリー番組とともにHuluで配信され、その後5作品の中から最終審査によってグランプリ作品が選出。グランプリ受賞者には、賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる、若きクリエーターの発掘と育成を目的としたもの。

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