小池都知事、5者協議後に繁華街を視察しあ然 「何のために宣言をしているのか」

東京都の小池百合子都知事が9日、都庁で行われた定例会見に出席。自ら視察したという繁華街の状況について、苦言を呈した。

都庁で行われた定例記者会見に出席した小池百合子東京都知事【写真:ENCOUNT編集部】
都庁で行われた定例記者会見に出席した小池百合子東京都知事【写真:ENCOUNT編集部】

前日夜に行われた東京五輪・パラリンピックの5者協議後に繁華街を視察

 東京都の小池百合子都知事が9日、都庁で行われた定例会見に出席。自ら視察したという繁華街の状況について、苦言を呈した。

 前日8日には午後8時から国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、日本政府、東京都、組織委による5者協議を行い、五輪大会期間中の観客の扱いについて調整した。

 その後、都庁を後にし繁華街を歩いたといい「昨日は夜遅い時間まで記者会見を行わせていただきましたが、そのあと繁華街を見させていただいた。雨が降りそぼるなかでも、マスクをされている方、されていない方、かなり多くの方がいた。路上でバーを開いているお店もあった」と街の様子にあ然とした模様。

「今、何のためにこれをしているのかを今一度考えてもらいたい。何としてでもこれを最後の緊急事態宣言にしていく。皆さん一人一人の行動がこの先につながっていく」と12日に発出される4度目の緊急事態宣言を引き合いに不要不急の外出の徹底を呼び掛けた。

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