「ドラゴン桜」最終回 「最強の助っ人」に山P待望論 大穴・中尾明慶説も浮上
俳優の阿部寛が主演するTBS系日曜劇場「ドラゴン桜」(毎週日曜、午後9時)が27日にいよいよ最終回を迎える。果たしてどんなエンディングになるのだろうか?(※この記事にはドラマの内容に関わる記述があります)
ミッチー演じる高原教頭、まさかの裏切りに視聴者悲鳴
俳優の阿部寛が主演するTBS系日曜劇場「ドラゴン桜」(毎週日曜、午後9時)が27日にいよいよ最終回を迎える。果たしてどんなエンディングになるのだろうか?(※この記事にはドラマの内容に関わる記述があります)
前回の第9話は15分拡大版として20日に放送され、及川光博演じる高原教頭の土壇場での裏切り劇に視聴者から悲鳴が上がった。ドラマ「半沢直樹」で及川は半沢(堺雅人)に社内の極秘情報を知らせてサポートする同期の親友・渡真利を演じた。今回のメガネ姿も渡真利とそっくりだったため元暴走族の弁護士・桜木建二の味方に見えたが、裏切り劇によって嫌味な素顔をさらけ出してしまった。
学園売却を阻止するため桜木の教え子の弁護士・水野直美(長澤まさみ)は学園内のありとあらゆる書類を読みあさり、そしてついに決定的文書を発見する。東大合格者が5人以上出たら現理事長の龍野久美子(江口のりこ)は解任されるが、教職員の4分の3以上が反対すれば解任はできない、という内容だ。
売却阻止の現理事長と売却推進の先代理事長・龍野恭二郎(木場勝己)が対決する場に、高原教頭が教職員を引き連れて登場し各自に立場を迫る。すると、高原教頭を含むほとんどの教職員が先代理事長の側についてしまった。高原の裏切りに一転ピンチに陥った水野は「ふざけないでよ!」と激怒するが、焦りは隠せないのだった。
最終回はどんでん返しが連続する怒とうの大団円となりそうだが、予告編を細かく検証すると、ある程度の展開がおぼろげながら見えてくる。東大専科の7人は共通テストを受験し教員らによる事前採点の結果が出た。瀬戸輝(高橋海人、King & Prince)、早瀬菜緒(南沙良)、岩崎楓(平手友梨奈)、天野晃一郎(加藤清史郎)、藤井遼(鈴鹿央士)、小杉麻里(志田彩良)、原健太(細田佳央太)、この7人の成績にはバラツキがあり予断を許さない。
しかし、最終回の予告編にはほんの一瞬だが、パソコンを取り囲んだ水野と久美子理事長、そして大勢の教員がガッツポーズをするシーンが挿入されていた。素直に考えると、何人かの生徒は東大合格を手に入れるのだろう。問題は東大合格者輩出に歓喜する教員の中に学園売却に賛成していたはずの者の姿があったことだ。もし改心したという流れであれば、見事な裏切り劇を見せた高原教頭に対する“倍返し”が予想される。先代理事長側のテーブルに座っていた桜木の元教え子・米山と水野の後輩である坂本(林遣都)コンビも腹の底では別のことを考えていそうで気になる。
とくに首に刃物の切り傷を持つ米山の「完膚なきまでに潰(つぶ)す」というセリフが怪しい。潰したい相手とは桜木なのか。実は別の人物の可能性があるのではないか。さらには高原教頭も本当に久美子理事長を裏切ったのか、それすら勘繰りたくなる。「ドラゴン桜」の演出は「半沢直樹」も手がけた福澤克雄監督。「半沢直樹」のような流れを踏襲するなら、及川演じる高原教頭は最終的には主人公をサポートする役回りに落ち着くのだろうが、それはそれで当たり前過ぎるかもしれない。