町田啓太、土方歳三の殺陣に期待感 NHK「とにかく動きが美しい」
第20回では、第14代将軍・徳川家茂(磯村勇斗)の死と次期将軍をめぐる動きが描かれる。
磯村勇斗演じる徳川家茂の死を描く NHK大河ドラマ「青天を衝け」第20回(6月27日放送)の見どころ紹介
第20回では、第14代将軍・徳川家茂(磯村勇斗)の死と次期将軍をめぐる動きが描かれる。
NHKによると、慶喜(草なぎ剛)の次期将軍就任が避けられぬと目される中、主人公・篤太夫(吉沢亮)は「今将軍になっても、国中の非難を一身に背負うだけ」と慶喜に進言するという。
一方、薩摩の大久保一蔵(石丸幹二)は公家の岩倉具視(山内圭哉)と共謀し、王政復古を画策していた。
慶喜が徳川宗家を継いだことで幕臣となってしまった篤太夫は失意の日々を送っていたが、ある日、謀反人の捕縛を命じられる。警護のために同行するのは、新選組副長・土方歳三(町田啓太)という内容。
まず注目したいのは、家茂の最期を迎える直前シーン。家茂は13歳で将軍になったが、家茂の後見職を慶喜が務めていた。家茂を演じた磯村は、これまでの取材会で、慶喜を演じた草なぎとの共演に言及。現場では会話の機会がほとんどなかったと語っていたが、「草なぎさんは慶喜を作り上げるというよりも自然とそこに存在していた」と話していた。
さらに、磯村は、家茂は慶喜の関係の設定も紹介。「家茂は慶喜にいろいろと助けてもらっているが、どこか悔しい気持ちもある。力が足りず、慶喜にいいところを持っていかれてしまう」と説明。続けて、「だからこそ最期のシーンのやっと心が通じ合える場面はとても印象に残っています」と撮影時の印象を語っていた。第20回に向け、NHKから提供してもらったシーン写真は慶喜の腕の中にいる家茂という構図。磯村の紹介した「心が通じ合える場面」に注目してみたい。
また、土方歳三を演じる町田啓太の殺陣にも期待したい。NHKの演出担当も「とにかく動きが美しい」と称賛していた。町田の殺陣は同作の魅力の1つと言えそうだ。