女優の恒松祐里が22日、都内で行われた、Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督 シーズン２」（24日配信開始）のワールドプレミアイベントに登壇。主演の山田孝之をはじめ、満島真之介、玉山鉄二、森田望智、柄本時生、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、西内まりや、増田有華、國村隼らも出席した。

　本作は、“放送禁止のパイオニア”として時代の寵児（ちょうじ）となった村西とおる（山田）と仲間たちの狂乱を描き、2019年8月に全世界独占配信された前作の続編。シーズン２では「空からエロを降らせる」べく、新たな野望である衛星事業に乗り出す村西の規格外の転落劇を描く。

　恒松が演じたのは、のちに村西と結婚した実在の女優・乃木真梨子。シーズン２から登場で新たなキャラクターとして重要な役かつ挑戦的な役どころを演じた恒松は「正直、なんで私なんだろうとびっくりしました」と心境を明かした。続けて「この色濃い皆さんの中でどうやってお芝居をして生き抜けるんだと思って。どうやったら、自分らしさを出せるのか迷いました。ラーメンでいうと味付けが豚骨とかみそとかすごい濃い方たちの中だからこそ、私はもう逆に塩で、純粋にありのままで（演技）したほうが乃木さんらしさが出るんじゃないのかなと思いながら素直にお芝居しました」と語った。満島から「ちなみに、豚骨は誰のこと？」と問われ恒松は「川田さん（玉山）」と答え、笑いを誘った。

　また、進行を務めたお笑い芸人のゆりやんレトリィバァを通じて、黒木を演じた森田から「恒松ちゃんが私の肩をいきなりもんでくれて。ありがたいなと思いながら『どうしたの？』と聞くと、『日頃から黒木をイラつかせてやろうと思って』と言って、笑顔で去って行ってあっけに取られました」と撮影秘話を暴露。

　森田が「私、私服で黒い服を着るようにしてたんですけど、私がいないときにわざわざ恒松ちゃんが黒い服を着てきたんですね。本当に役作りなのか素なのか、その時は全く分からなくて。撮影始まってまだそんなに経ってなかったので、この子はやばい子なのかとちょっと思ってました」と告白。それに対し、恒松は「本当に私、その時の記憶がなくて。本当に怖い女で役に入りすぎちゃって」と弁解すると、その様子を見ていた山田は「普通に怖かったです」と明かした。