男らしさ、女らしさは「否定しなくてもいい」 LGBTQ+滝沢ななえが語る多様性の在り方
現役時代に「美しすぎるバレーボール選手」として人気を集め、引退後の2017年11月、テレビ番組で自身がレズビアンであることを公表して以来、さまざまなところで多様性のあり方について発信を続けている滝沢ななえさん。今月3日にはLGBTQ+当事者の仕事に関する悩み相談イベント「Indeed Rainbow Voice オンライントーク」に参加、参加した当事者と本音でトークを交わした。社会は今後どのような方向に向かっていくべきなのか。LGBTQ+当事者の滝沢さんに聞いた。
仕事や採用におけるジェンダーフリーの流れは「すごくいいこと」
現役時代に「美しすぎるバレーボール選手」として人気を集め、引退後の2017年11月、テレビ番組で自身がレズビアンであることを公表して以来、さまざまなところで多様性のあり方について発信を続けている滝沢ななえさん。今月3日にはLGBTQ+当事者の仕事に関する悩み相談イベント「Indeed Rainbow Voice オンライントーク」に参加、参加した当事者と本音でトークを交わした。社会は今後どのような方向に向かっていくべきなのか。LGBTQ+当事者の滝沢さんに聞いた。(取材・文=佐藤佑輔)
――LGBTQ+当事者として、これまで働きづらさを感じたことは
「当事者だから働きづらいと感じたことは私の場合はないですね。相談もあまり受けたことがなくて、本当に今回が初めて。社会もだんだん変わってきていると思う。世の中が多様性を受け入れようという方向に向いているなと感じてます。もちろん、なかには受け入れられないという人もいる。絶対に全員がウェルカムなわけじゃないので、こっちが受け入れてほしいというのと同じように、受け入れられないという立場の意見も、お互いに尊重していくべきだと思います」
――履歴書から性別欄をなくすなど、仕事や採用におけるジェンダーフリーの流れどう思うか。
「すごくいいことだと思う。男性女性で就ける仕事を区別するべきじゃない。もちろん、どちらかと言えば男性の方が向いている仕事、女性の方が比較的適性のある仕事もあるとは思うんですけど、だからといって男だから、女だからを理由に採用しないのは違う。性別ではなく、その人を見て決めるべきことだと思います」