ジャニーズJr.浮所飛貴の初主演映画、監督が明かす素の部分「すごくピュアで素直」
ジャニーズJr.「美 少年」のメンバー・浮所飛貴が映画初主演し、実力派女優・白石聖がヒロインを演じた「胸が鳴るのは君のせい」(6月4日公開)。本作で初メガホンを取った高橋洋人氏が見どころ、俳優・浮所と白石の魅力を語った。
「胸が鳴るのは君のせい」で初メガホン、高橋洋人監督インタビュー
ジャニーズJr.「美 少年」のメンバー・浮所飛貴が映画初主演し、実力派女優・白石聖がヒロインを演じた「胸が鳴るのは君のせい」(6月4日公開)。本作で初メガホンを取った高橋洋人氏が見どころ、俳優・浮所と白石の魅力を語った。(取材・文=平辻哲也)
本作は累計発行部数250万部突破の大ヒット少女コミックの実写映画化。転校生の有馬隼人(浮所)と、有馬を一途に思い続ける篠原つかさ(白石)の恋愛模様を描く。親友のように仲が良い2人だが、つかさはひたすら有馬に片思いを続ける……。
監督の高橋氏は長年、堤幸彦監督に師事し、映画「悼む人」などで監督補を務めた42歳。「社会的にいろいろ大変な状況も重なった時期で、初監督作品が撮れると思っていなかったので、驚きました。恋愛映画もまったく想定してないジャンル。堤監督についてきましたが、堤監督も恋愛映画は少ないですしね。ただ、恋愛映画(『ストロボエッジ』廣木隆一監督)にはメイキングで関わったことはあったので、今までやってきたことにはつながっている部分があるなと思っていました」。
浮所が演じるのは転校生の有馬。優しい一面も垣間見せるが、マイペースで何を考えているのか分からないクールな男の子。浮所の第一印象はどうだったか。「ジャニーズJr.でまだデビューもされてなくて、情報が少ない中でお会いしたんですが、初対面でも壁がない人でした。すごくピュアで素直な方。ある意味、僕も初めて映画を撮るということで似たような状況でしたし、人となりもすごく接しやすかったので、素敵な作品になるなと思いました」
一方、白石は「ゼクシィ」12代CMガールで注目を集め、「恐怖新聞」で連続ドラマ初主演するなど活躍。「白石さんはたくさん作品に出ているので、すごく落ち着かれていて、しっかりとしたお芝居をされる方。原作の設定は中学生ですけども、高校生にシフトチェンジしているので、年齢の割に少し幼いセリフもあったのですが、うまくつかさを体現してくださいました」
撮影は昨秋、コロナ禍での撮影だった。「本当に完成できてよかったなと思っています。製作に取り掛かったのは第一波が終わった頃で、今になってみれば、緊急事態宣言が解除され、良いタイミングで撮影ができたんです。学校もロケ地として貸してくださったので、外観と内観を撮り分けることで、撮影できました。あの状況下で貸してくださって、ありがたいと思い、こちらも感染対策には気をつけていました」