目指せ武道館! STU48のガールズバンド「青い向日葵」のリーダーが夢見る単独公演

瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」には、1期生とドラフト3期生、2期研究生で構成される計8つの課外活動・姉妹ユニットのほかに、もうひとつのユニットが存在する。それが、ガールズバンド「青い向日葵」だ。太陽に向かいながら咲いている向日葵のように、どんどん前に突き進んでいく――。そんな思いが込められたバンドのリーダーを担う1期生・兵頭葵は、4人の仲間とともに大きな目標を掲げている。

「STU48」兵頭葵はガールズバンド「青い向日葵」でリーダーを担う【写真:山口正人】
「STU48」兵頭葵はガールズバンド「青い向日葵」でリーダーを担う【写真:山口正人】

兵頭葵が「やりたい」と声を上げ、1日で青い向日葵の基盤が完成【インタビュー後編】

 瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」には、1期生とドラフト3期生、2期研究生で構成される計8つの課外活動・姉妹ユニットのほかに、もうひとつのユニットが存在する。それが、ガールズバンド「青い向日葵」だ。太陽に向かいながら咲いている向日葵のように、どんどん前に突き進んでいく――。そんな思いが込められたバンドのリーダーを担う1期生・兵頭葵は、4人の仲間とともに大きな目標を掲げている。

 バンド結成のきっかけは2018年の年末、運命のように突然訪れた。

「バンドやりたいね!」

 STU48メンバー同士のふとした会話で出たひと言を聞き、兵頭は思い立ってすぐ行動に移した。

「私も『バンドをやりたい!』と思って、その日のうちに事務所の方に相談したんです。私は自分がこうだと決めたら、絶対に曲げないし、行動するタイプ(笑)。『メンバーを集めてきたらできるかも』と言われたので、みんなに声をかけて、1日でメンバーを集めました」

 青い向日葵は兵頭(ベース)のほか、今村美月(ギター/ボーカル)、榊美優(ドラム)、福田朱里(キーボード)、瀧野由美子(サックス)で構成されている。メンバーに声をかける際、兵頭の中では大枠のイメージが湧いていたという。

兵頭(中央)の熱意によって、ガールズバンド「青い向日葵」が誕生【写真:STU】
兵頭(中央)の熱意によって、ガールズバンド「青い向日葵」が誕生【写真:STU】

「テレビ番組のロケのとき、移動するバスの中でくーかちゃん(榊)には直接聞きました。電子ドラムを持っていて、以前からドラムをやりたいと思っていたということで即答してくれて、くーかちゃんはすぐに決まりました。キーボードは(卒業した藤原)あずさちゃんがピアノができるイメージだったので最初に誘ったら、『もっとほかにいい人がいると思うよ』と断られて(笑)。ふくちゃん(福田)も昔ピアノをやっていたと聞いていて、誘ったら『やりたい!』と言ってくれました。みちゅ(今村)は『ギターと言えば1人しかない』と私の中で決めていて、ゆみりん(瀧野)はサックスがいるバンドは珍しいから、いてくれたらいいなということで、自動的にメンバーに組み込みました(笑)」

 兵頭と言えば、絶対音感を持つSTU48随一の“ピアノマスター”で、これまでグループのコンサートやイベントでもその腕前を披露してきた。ただ、青い向日葵においては、キーボードではなく、未経験だったベースを選んだ。それは、「ほかの楽器をやってみたい」「今までとは違う自分を見せたい」という思いからだった。

「『ピアノができるからキーボードをやってるんだ』『やっぱり』みたいに思われたくなかったんです。せっかくなら、いい意味で見ている方のイメージを裏切りたくて、違う楽器にしました。ベースは持っていなかったし、経験もありませんでしたけど、初めて触った時から意外と弾けて(笑)。『いける!』って感じました」

次のページへ (2/4) 目標は“聖地”日本武道館での単独ライブ「大きなバンドにしたい」
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