オカダ・カズチカ、V5で2冠戦へ 観衆4万人超も「悔しい」、1・5は「超満員で」
新日本プロレスのビッグマッチ「WRESTLE KINGDOM14」が4日、東京ドームで行われ、IWGPヘビー級選手権試合は王者オカダ・カズチカが飯伏幸太に勝利。5度目の防衛に成功した。
飯伏幸太に勝利で5度目の防衛成功、2冠戦で内藤と激突「みんなが望んでいた戦いできる」
新日本プロレスのビッグマッチ「WRESTLE KINGDOM14」が4日、東京ドームで行われ、IWGPヘビー級選手権試合は王者オカダ・カズチカが飯伏幸太に勝利。5度目の防衛に成功した。
ド派手な入場を行い、ドームにカネの雨を降らせた第69代王者オカダと、「G1 CLIMAX 29」優勝者の飯伏が激突したこの日のメイン。最後はレインメーカーでオカダが勝利。これにより、5日のメインはセミファイナルで勝利したIWGPインターコンチネンタル(IC)選手権勝者の内藤とIWGPヘビー級選手権勝者のオカダによるIWGP2冠戦が決定した。
オカダは試合後の会見で、「本当にきつい戦いでした。今日の東京ドームの100で、いや120を出したくらいの対戦相手、飯伏幸太、最高でした」と振り返り、「ただ、これだけの戦いを終わって、(この会見場に来るまで)『まだ、明日もあるんだ』と。こんな過酷な競技は、何もないでしょう。これだけの戦いをやって、また明日、ここで防衛戦をやりますが、僕の中ではIWGPの防衛戦だと思っていますので、しっかり戦って、勝ちたいと思います」と宣言した。
内藤と対戦することについては「みんなが望んでいた戦いができるんじゃないかと思います。2冠戦で一番期待されていたカードだと思うので、それに応える戦いをお見せしたいです。明日も勝って、2020年はオカダの年にしたいです」と胸の内を明かしたオカダ。さらに、「史上初の2冠戦と言われていますが、(過去に)インターコンチチャンピオンとタイトルマッチはやったことがある。そんなに気にすることはない。今年は2020年、令和2年で、『2』という数字が今年は意味があると思うので、期待してもらっていいと思います」と続けた。
今年は史上初の1月4日と5日、2DAYSで開催されている新日本プロレスの「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」。1月5日(イッテンゴ)では、獣神サンダー・ライガーの引退試合、棚橋弘至VSクリス・ジェリコなど、全8試合が行われる。
4日の観衆は4万8人の満員となったが、「本当に悔しいのは、(昨年)10月から『(東京ドームを)超満員にします』と言ってきたが、叶わなかった。笑いたい人は笑ってもらってもいいし、馬鹿にしてもらってもかまいません。その分のパワーを持って、その悔しさを胸に、超満員に向かっていきたいと思います」とオカダ。“イッテンゴ”に向けて「やっぱり超満員にしたかった。4万3000人を集めて、超満員でプロレスはすごいなというところを見せたいですね。4万3000人がゴールだと思って、盛り上げていきたいと思います。プロレスのパワーはもっとすごくて、最高の競技だと思っている。プロレスの素晴らしさを多くの人に届けていきたい」と誓っていた。