くも膜下出血の平浩二、涙の仕事復帰 「元気に帰ってきました」とファンに生報告

くも膜下出血で緊急手術を受けた歌手・平浩二が17日、東京・板橋区立文化会館で開催された「夢スター『春・秋』コンサート」で仕事復帰を果たした。

コンサートで仕事復帰を果たした平浩二【写真:ENCOUNT編集部】
コンサートで仕事復帰を果たした平浩二【写真:ENCOUNT編集部】

約6週間の入院で7キロ減の闘病生活語る コンサートで大ヒット曲「バス・ストップ」熱唱

 くも膜下出血で緊急手術を受けた歌手・平浩二が17日、東京・板橋区立文化会館で開催された「夢スター『春・秋』コンサート」で仕事復帰を果たした。

 開演前に会見した平は、還暦の際に着用した真っ赤なステージ衣装で登場。いくぶん緊張の面持ちだったが、手術は成功し元気を取り戻した様子。平は4月5日に山口県下関市で行われたコンサートに出演中、頭部に異常を感じて緊急搬送され、くも膜下出血の診断を受けた。

 当日の様子について平は「72歳になって経験のない違和感がありモニターの声が聞こえなくなった。頭がガンガン痛くなってきましたが、『バス・ストップ』を歌わないといけない、という葛藤がありました」と緊迫の状況を振り返った。

 山口県済生会下関総合病院からドクターヘリで山口大学医学部附属病院に搬送された平は、内ももからカテーテルを挿入し、眉間奥あたりの脳動脈瘤破裂箇所にコイルを詰める手術を受けた。平は「スタッフが機敏に動いてくれて一命をとりとめることができました。これからも歌っていくことで皆さんに元気を与えていきたい」と誓った。

 約6週間の入院生活で約7キロ痩せたといい、「体調は大丈夫です。これからは楽しいことを考えてくよくよしないよう生きていきたい」と笑顔を浮かべ、「定期的に健康診断を受けてください」と呼びかけた。

 平がくも膜下出血と診断されたことを機に自ら人間ドックを受け、ステージ4の原発性腹膜がんが判明した歌手の葛城ユキに対しては「頭と内臓の違いはありますが、元気になってくれると思います」と回復を祈っていた。

 コンサート本番で平は「おかげさまで元気に帰ってきました」と仕事復帰を報告。歌手仲間が見守るなか、花束を渡されると思わず涙を浮かべ、往年の大ヒット曲「バス・ストップ」を力強い歌声で熱唱、ファンを感動させた。

次のページへ (2/2) 【写真】仕事復帰を祝う花束を渡され涙を浮かべた平浩二
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