井浦新&尾野真千子、映画「こちらあみ子」に両親役で出演 主人公はロケ地広島で選考会
芥川賞作家・今村夏子のデビュー作で、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞をW受賞した「こちらあみ子」の実写映画化が決まった。主人公・あみ子の両親役として、いつも家族を見守る父役に井浦新、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母役に尾野真千子が決定した。
大森立嗣監督や今泉力哉監督からの応援コメントも
芥川賞作家・今村夏子のデビュー作で、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞をW受賞した「こちらあみ子」の実写映画化が決まった。主人公・あみ子の両親役として、いつも家族を見守る父役に井浦新、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母役に尾野真千子が決定した。
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本作は2021年7月に、原作の舞台でもある広島オールロケにてクランクイン予定だ。主人公、あみ子役をはじめ、あみ子の好きなのり君、同級生の坊主頭、あみ子のお兄ちゃんの孝太など、子どもたちの主要キャストは純粋さや素直さをなるべく自然体で表現するべく、演技経験の有無を問わずオーディションにて選考。第2回目のオーディションは今月5月下旬にロケ地広島にて開催予定という。
監督・脚本は、主に大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務めた森井勇佑。自身が映画化を熱望していたこの作品で監督デビューを果たす。
森井監督は「『こちらあみ子」をはじめて読んだ時、僕はあみ子のことを友達のように感じました。あみ子は面白いヤツです。その面白さをみんなに伝えたい。それは僕が中学生のときに思ったことと、きっと地続きなんだと思います」と語り、「それ以来、この小説を映画にしたいと強く思い続けてきました。あみ子という存在は、映画で撮るべきだと思ったのです。「こちらあみ子」が初監督作品になることは、自分にとっては必然的なことだと感じています。覚悟を持って挑みます。と同時に、最高に嬉しいです。ワクワクして仕方がありません」と意気込みを寄せた。
また、原作の舞台でもある広島は作者・今村の出身地。森井監督は柔らかなリズムを持つ広島弁にもほれ込み、広島で撮影することが必要不可欠な要素だと考えたという。森井監督とスタッフに縁のある大森監督、野尻克己監督、今泉力哉監督からの応援コメントも届いた。
大森監督は「森井は僕の映画の助監督をやっていて、映画を支えてくれていました。映画が本当に好きで、彼は映画に救われているように僕には見えました。映画監督になったら、今度は映画を、救ってください」とメッセージ。
野尻監督は「森井勇佑は映画を愛するとても純粋な私の後輩だ。純粋な後輩が天才作家、今村夏子のデビュー作で監督デビューする。純粋と天才の掛け算。デビュー作とデビュー作の掛け算。誰からも歓迎される映画がこの世に出るに違いない」と期待感を示した。今泉監督は「小説『こちらあみ子』が映画になると聞いた。見たいです。広島での主演オーディションの情報を聞き、わくわくした。すでに本気でいい映画にしようという気持ちが見える。クラウドファンディングの成功を影ながら祈っております。多くの人が支援してくださいますように」と思いを寄せた。