阿部寛、ドラマ「ドラゴン桜」会見で逆質問 司会の東大卒女子アナに「影響受けた?」
俳優の阿部寛と女優の長澤まさみが14日、横浜市内のスタジオで行われたTBS系連続ドラマ「ドラゴン桜」(25日スタート、毎週日曜午後9時、初回は25分拡大)の制作発表会見に出席した。
弁護士・桜木が生徒と奮闘する姿を描いた2005年放送の同名ドラマ続編
俳優の阿部寛と女優の長澤まさみが14日、横浜市内のスタジオで行われたTBS系連続ドラマ「ドラゴン桜」(25日スタート、毎週日曜午後9時、初回は25分拡大)の制作発表会見に出席した。
倒産寸前・低偏差値の私立高校にやってきた主人公の弁護士・桜木建二が、同校を超進学校に生まれ変わらせようと生徒とともに奮闘する姿を描いた2005年放送の同名ドラマの続編。16年ぶりに桜木を演じる阿部は「今回もこの役をやれて、しかも日曜劇場でやれて光栄。前作を超えるものを作りたいと日々頑張っています」と意欲を見せた。
今回は冒頭からアクションが炸裂しているといい、阿部は「桜木は元暴走族という役なのでバイクのシーンとか、前回にないような展開から始まっている。ここ1か月くらいは体力勝負。この年齢で体痛めたりしながらやってきました」と舞台裏を明かした。
大学受験は記憶力から実践的な学力へと移行中とあって、今シリーズでは“2021年度新受験戦争”に向けた勉強法と受験への心得を届ける。阿部は「今の時代に合わせた最前線の勉強法、プラス昔ながらの体力勝負の勉強法などいろんなものを駆使して原作を超えるものにしたい」と違いを語った。
ここで司会を務める同局の篠原梨菜アナウンサーが「実は私自身、東大出身でして。子どもの頃に『ドラゴン桜』を見て東大に憧れました」と明かすと、阿部は「影響を受けました?」と興味津々で「この作品終わってから芸能界の人のお子さんが『ドラゴン桜』を見ていい大学やハーバード入ったとか言われて。このドラマがそんなに影響していたんだ、と後々知るんですよ。それを今も言ってくれる人がいるからそれが何よりうれしい」と篠原アナに胸中を伝えた。
前作で桜木が受け持った「東大クラス」の教え子・水野直美を演じた長澤は「16年ぶりに同じ役を演じます。どんなキャラクターだったか思い出しながら手探りで現場にいます。新たな『ドラゴン桜』をたくさんの人に見てもらえるようみんなで一生懸命頑張って作っていきたいです」と熱く語った。
長澤演じる水野は弁護士資格を取得し、桜木が経営する法律事務所に入所して桜木と一緒に新時代の高校生に立ち向かっていくという設定で、「桜木先生への恩返しみたいなこと。若い人たちの頑張りを見届ける側になるので責任は重大」と気を引き締めた。
今回の「東大専科」の生徒役は高橋海人(King & Prince)、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太の7人。1000人に及ぶオーディションの中から“合格”を勝ち取った精鋭だ。
高橋は「受験を経験したことがないので受験生という青春を経験できてうれしい。頑張って東大合格目指して勉強したいです」と“猛勉強”を約束。ラーメン店を切り盛りする役については「役作りでラーメンを2日に1度くらい食べています」と明かして笑いを誘った。民放ドラマ初出演となる南は「自分の中のいちばん明るい部分を引き出して探りながらお芝居をしています」と謙虚に語った。
欅坂46の元メンバーで女優の平手は全国トップレベルのバドミントン選手役。実際に五輪選手から指導を受けており、トレーニングについて「ハードだったり大変だったり」と明かすと、共演俳優の及川光博や長澤が「運動神経がすごい」と指摘。阿部も「階段落ちるシーンがあったんですよ。見事な落ち方していて。監督の目も変わった」と体当たりの熱演を絶賛していた。
※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか