エヴァ・ケンスケ役の岩永哲哉、“死亡説”流れた14年間語る「一言でいいから生きててくれれば」
映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の制作で実際に使われた「第3村ミニチュアセット」のメディア向け先行内覧会が9日、東京・江東区のスモールワールズTOKYOで行われ、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズで相田ケンスケ役を務めた声優の岩永哲哉が登壇。庵野秀明総監督の“スパルタぶり”を明かした。
映画内で登場する第3村のジオラマを、4分の1スケールで再現
映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の制作で実際に使われた「第3村ミニチュアセット」のメディア向け先行内覧会が9日、東京・江東区のスモールワールズTOKYOで行われ、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズで相田ケンスケ役を務めた声優の岩永哲哉が登壇。庵野秀明総監督の“スパルタぶり”を明かした。
「第3村ミニチュアセット」は、リアリティーにこだわる庵野総監督がレイアウトやアングルを追求するため、映画内で登場する第3村のジオラマを4分の1スケールで作成。映画「シン・ゴジラ」の特撮セットを担当した工房が協力し、映画の中の第3村がそのまま再現されている。
緑のセーターにミリタリースタイルのリュック、手にはハンディーカメラというケンスケと“シンクロ率無限大”の姿で登場した岩永は、巨大ジオラマを前に「ケンスケだったらこう言ってると思います。すごい、すごすぎる! これが第3村のミニチュアか!」と即興でアフレコ。
ケンスケは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの前作で3作目の「:Q」では出番がなく、生死が定かではなかったことから、ファンの間では死亡説が濃厚だったといい、「せりふの一言でいいから生きていてくれればと思っていた。今回、空白の14年間を埋められました」と感慨深げに語った。
また、庵野総監督のこだわりはレコーディングでも例外ではなかったといい、「声優陣も大変でした。終わることのないダメ出しで……」とそのスパルタぶりに苦笑していた。