アイドルグループ「AKB48」が、7つの海外姉妹グループとオンライン上で共演するイベント「AKB48グループ・アジアフェスティバル2021オンライン」を6月27日に開催することを発表。AKB48グループ総監督の向井地美音と岡田奈々が会見に登壇した。

　現在、AKB48の海外姉妹グループは、インドネシアの「JKT48」、タイの「BNK48」「CGM48」、フィリピンの「MNL48」、中国の「AKB48 Team SH」、ベトナムの「SGO48」、台湾の「AKB48 Team TP」が活動しており、総勢400人以上のメンバーが在籍。「AKB48グループ・アジアフェスティバル」は、19年にバンコク、上海で開催され、国内外の48グループが一堂に会する夢の舞台として、アジアの国々から大きな反響を呼んだ。

　3回目となる本イベントは、オンラインとオフラインを融合させ、さらにバージョンアップ。日本のTOKYO DOME CITY HALLをメイン拠点として、アジア各地の劇場や特設会場でパフォーマンスを行いながら、オンライン上にてメンバーが集結する、アジア全域同時開催の巨大フェスティバルとなる。

　オンライン開催だからこそ期待することについて、岡田は「今までは限られたメンバーしか、アジアフェスティバルに参加できなかった。オンラインなので、たくさんのメンバーが参加して、グループ間の交流をもっと深められたら」とコメント。向井地も「生のステージではできない、映像を使った演出、コラボレーションをしたいです」と、期待を膨らませた。

　アジアのファンにアピールしたいことを聞かれると、向井地が「世界中に仲間がいるというのが強い部分。AKB48の有名な曲も、いろんな言葉で世界中の仲間たちが歌ってくれている。それを見てほしいです」と説明。さらに、「グループごとの個性が強いので、パフォーマンスの違いも楽しんでいただきたい。2年前、MNL48のパフォーマンスは、歌でハモったり、歌唱力がすごかった」と、海外グループの魅力を語った。

　第1回、第2回のアジアフェスティバルに参加している岡田は、「毎年のように海外のメンバー、ファンのみなさんに会えるのを楽しみに待っていました。今回は直接会うことができないのは残念」と心境を明かしたが、「オンライン上でも交流ができるというのはありがたいので、うれしく思います。かわいいメンバーに会いたい！」と笑顔を見せた。

　また、AKB48の10期生とデビューし、現在はCGM48の劇場支配人としてタイで活動する伊豆田莉奈もリモートで会見に参加。CGM48について、「今現在、48グループの中で1番新しいグループ。2月にデビュー1周年を迎えたばかりなので、これからたくさん新しい活動ができたらいいなと思っています」とアピールした。

　結成3年目となるAKB48 Team SHのゼン・スチュンは、「19年の上海アジアフェスに負けないパフォーマンスを披露して、世界に向けてTeam SHならではの魅力を発信したい」と意気込みを語り、AKB48 Team TPのチェン・シーヤーは「グループごとに特徴があって魅力的だと思いますが、私たちTeam TPに注目してほしい。パフォーマンスを通じて元気とパッションをみなさんにお届けしたいです」とメッセージを送った。