IZ*ONE、活動終了発表にファン衝撃 「東京ドーム公演見たかった」 コロナに恨みも

韓国の音楽専門チャンネルMnetのオーディション番組「PRODUCE48」(2018年6~8月放送)を勝ち抜いて結成された日韓ガールズアイドルグループ「IZ*ONE」(アイズワン)の4月活動終了が報じられたことを受け、SNS上では衝撃を受けたファンの声が続々と上がっている。

日韓ガールズアイドルグループ「IZ*ONE」【写真:Getty Images】
日韓ガールズアイドルグループ「IZ*ONE」【写真:Getty Images】

13、14日にオンライン単独コンサート「ONE, THE STORY」を開催。発言に注目

 韓国の音楽専門チャンネルMnetのオーディション番組「PRODUCE48」(2018年6~8月放送)を勝ち抜いて結成された日韓ガールズアイドルグループ「IZ*ONE」(アイズワン)の4月活動終了が報じられたことを受け、SNS上では衝撃を受けたファンの声が続々と上がっている。

 Mnetは10日にIZ*ONEの4月活動終了を報道資料を通して公式発表。韓国メディアもIZ*ONEについて「活動終了」「解散」と一斉に報じた。予定通りとはいえ、突然の知らせにファンは「とうとうこの時がきてしまった」「つらすぎます」「嘘だと信じたい」などショックを隠せない。

 IZ*ONEのメンバーはチャン・ウォニョン、チョ・ユリ、チェ・イェナ、アン・ユジン、クォン・ウンビ、カン・ヘウォン、キム・チェウォン、キム・ミンジュ、イ・チェヨンの韓国人9人、AKB48グループ出身の宮脇咲良、矢吹奈子、本田仁美の日本人3人で構成。当時の平均年齢は17.8歳だった。

 18年10月29日発売のデビューアルバム「COLOR*IZ」は新人ガールズグループとしては初動売上1位を記録。高いダンスパフォーマンス力と歌唱力で人気となり、同年の各音楽賞で新人賞を総なめにして一気にスターダムにのし上がった。

 韓国ではフルアルバム1枚とミニアルバム4枚を発売していずれも大ヒット。日本で発売したフルアルバムも各音楽チャートで1位を記録するなど高い人気を誇り、19年6月から7月にかけては初の海外ツアー「IZ*ONE 1ST CONCERT [EYES ON ME]」を韓国、タイ、台湾、香港で、同年8月から9月には日本ツアーも開催していずれも大成功を収めた。しかし、新型コロナウイルス禍のため20年6月以降の出演公演はすべてオンライン開催となっていた。

 今回の活動終了についてファンはネットに「コロナさえなければ」「コロナ無理」「本当に悔しい」「夢だった東京ドームに立たせたかった」と無念の声を次々とアップしている。IZ*ONEの韓国、台湾、日本公演に参加したという都内在住の男性ファンは「人気絶頂を誇ったグループですからコロナさえなければ東京ドーム公演は実現していたはず。韓国のバラエティー番組では日本人メンバーと韓国人メンバーが仲良く普段の生活を披露していて親近感がわきました。そんなメンバーの仲の良い姿とアイドルとしての確かな成長を東京ドームで生で見たかったです。とにかく残念でなりません」と肩を落とした。

 活動終了の背景として現地メディアは、Mnetのオーディション番組「PRODUCE101」シリーズ(シーズン1~4)の視聴者投票結果の不正操作問題を指摘している。また、メンバー12人がそれぞれ所属する事務所の利害関係が一致しなかったことも理由として挙げられている。

 IZ*ONEは13、14日にオンライン単独コンサート「ONE, THE STORY」を開催する。活動延長はせず予定通り2年6か月で活動を終えるIZ*ONE。活動終了に関するメンバーの発言に注目が集まっている。

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