テレビ朝日系で4月期よりスタートする新ドラマ「桜の塔」（毎週木曜、午後9時）に、俳優の段田安則が出演することが明らかになった。

　同ドラマは桜の代紋を掲げる警視庁を舞台に、その頂点＝警視総監の座をめぐる激しい出世バトルを描いていく。「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」（2019年）など衝撃作を次々と手掛けてきた脚本家・武藤将吾が紡ぐオリジナルストーリーをもとに、たった一つのポストをめぐって巻き起こる組織内部の壮絶な人間ドラマが開幕する。

　主人公は、幼少期から欲してきた“権力”を手に入れ、警視総監になるため、野望の階段を駆け上がっていく警視庁捜査共助課の理事官・上條漣（玉木宏）。一方、新たに出演が発表された段田が演じるのは、絶対的権力を持つ警視総監・荒牧雄彦だ。

　個性的な部下たちを配下に、清濁あわせ持つ食えない性格の荒牧。不気味なまでの圧倒的存在感を放ちながら、“桜の塔”のトップに君臨する男を、段田はどう表現するのか。その佇まいと油断ならない動向から目が離せない。

　段田のほかにも、多くの出演者が発表されている。何かと漣に突っかかる警視庁警備部の警視・新垣広海を馬場徹、一見温厚な頭脳派である警視庁警務部の警視・馳道忠を渡辺大知が演じ、同期だからこそのせめぎあい、そこから巻き起こる胸を打つ波乱のドラマを繰り広げていく。

　また、岡田健史演じる富樫遊馬とともに警視庁捜査一課「水樹班」の一員として、事件捜査にまい進するノンキャリ刑事・高杉賢剛と轟啓一には、長谷川朝晴と駒木根隆介をキャスティング。そして、漣ら警視庁の面々が通う銀座の高級クラブ「S」のホステス・及川明深を演じるのは、井本彩花となっている。

　そのほかにも小学生時代の漣を小林優仁、漣の父・上條勇仁を岡部たかし、水樹爽（広末涼子）の父・水樹鉄朗を小松和重が演じることも決定。続々と豪華キャストが発表される「桜の塔」に注目だ。