36キロ減量・ゆりやんの意地 R-1優勝は「体型関係なく証明したいと思っていた」
ひとり芸No.1を決めるお笑いコンテスト「R-1グランプリ2021」で初優勝を飾ったゆりやんレトリィバァが7日、リモート会見で優勝後の思いを明かした。
悲願の初優勝「ずっとR-1を目指してやってきた」
ひとり芸No.1を決めるお笑いコンテスト「R-1グランプリ2021」で初優勝を飾ったゆりやんレトリィバァが7日、リモート会見で優勝後の思いを明かした。
「二階堂ふみです!」とボケながら会見場に現れたゆりやんは、第19代王者となった心境を聞かれ、「本当にうれしいです。芸人になってから、ずっとR-1を目指してやってきた。どうしてもいただきたかった賞ですし、先輩、後輩、同期、スタッフさん、協力してくださった方のことが全部頭をよぎりました。感謝しかないです」とコメント。優勝後に流した涙は、「いろんな思いが巡って、お世話になった方、お客さんにメッセージをいただいたこと、今まで悔しかった思い、全部あふれました」と、理由を述べた。
2019年と20年は出場せず、3年ぶりの挑戦となったことについては、「R-1で優勝しないと、自分の人生が終わるくらい追い込まれていた」と告白。続けて、「18年に優勝できず、一回、勝ち負けだけでネタを考えずに、シンプルに自分が面白いことをやってみたいと思った。死ぬまでに獲れたらいいなと考えていたが、(ルール変更で出場できる芸歴が)10年以内になって、急がなきゃと思った」と説明した。
R-1を休んでいる間、約36キロの減量に成功したことも話題になったが、インターネット上の「太っていることしか芸がないのに」といった書き込みを気にしたこともあったという。それでも、「私はネタがずっと好きでやっているから、体型関係なく証明したいと思っていました」と、芸人としての意地を示した。
女性芸人が優勝したのは、初代王者(02年)だいたひかる以来。今後は女性芸人界を引っ張っていく? という質問には、「私なんかは引っ張ってはいけないので、それはできかねます」と謙虚に回答した。
次なる目標を聞かれると、「(渡辺)直美さんはアメリカに行かれて尊敬しているので、私もいつかアメリカに行って芸人になりたい。一番目標にしているのは、アメリカですね」と宣言。19年にオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演しているが、最近受けたオーディションは「とんでもないことをして落ちました」と自ら暴露した。
最後に、ファンへ向けて「いつも意味不明なことばかりしているのに、受け入れてくださって感謝しかありません」とメッセージ。しかし、それだけでは終わらず、「感謝と替えのパンツしかありません。こんなこと言っていいか分かりませんが、本当にありがとうございます!」と、ゆりやんらしくボケて会見を締めた。